寿命？故障？パソコンが壊れる原因を解説、ウイルスの不具合

2013.11.29

パソコン不具合解説シリーズ第六弾の今回は、解説シリーズ原因編と称しウイルスについて解説していきます。どうしてウイルスに感染するのか、ウイルスに感染するとパソコンはどうなるかなどをご紹介。ウイルスについての知識などを含め、コンピューターウイルスについて解説していきます。

そもそも、ウイルスとは

パソコンに悪影響を与えるプログラム

ウイルス(ウィルス)は、コンピューターに悪影響をおよぼす不正プログラムです。コンピューターの中にあるファイルに取り付き、一部を書き換える・ウイルスプログラムを増殖させるというもの、パソコンの中の個人情報を抜き取ると言うものまで様々あります。

ウイルス感染で起こる症状

ウイルスの感染による症状は様々あり、目に見えてわかるものからそうでないものまであります。ここでは、ウイルス感染が疑われる症状をいくつかご紹介していきます。最近パソコンの動作がおかしい、ウイルスに感染したかもしれないと疑いがある方は、ここに書かれた項目を確認をしてみてください。

覚えのないソフトがインストールされている
覚えのないプログラムが起動している
パソコンの動作が重い・遅い
フォルダやファイルのアイコンが変わっている
フォルダやファイルが消えている・移動している
パソコンやソフトウェアが起動しない
パソコンやソフトウェアがフリーズする
アダルト広告が表示される
個人情報を抜き取られる
ホームページ・ブログが改ざんされた
迷惑メールが届く
クレジットカードを勝手に利用された
怖い顔をした女性の画像などが突然表示される
などなど

ウイルスの修理

上記でご紹介したとおり、ウイルスに感染したといっても様々な症状があります。その症状に合わせて、ウイルスの種類も数多くあり、日々進化し増え続けています。ここではウイルスの種類をご紹介いたします。

ワーム

ワームは他のウイルスと違い、パソコンの中で勝手に増殖し勝手に他のパソコンやメディア機器に伝染していき、様々な被害を及ぼします。またワームに感染すると通信データを大幅に使用するので、回線がパンクし、ホームページの閲覧やダウンロード・アップロードができなくなることがあります。

トロイの木馬

トロイの木馬はパソコンにとってとても危険なウイルスです。バックドア型・パスワード窃盗型・クリッカー型・ダウンローダ型と種類があります。パソコンのプログラムやデータを改ざん・破壊することのほか、パソワードの窃盗、パソコン内のデータのダウンロードやアップロードなどをするウイルスです。

スパイウェア

正確にはウイルスではありませんが、最も発見が難しいウイルスがスパイウェアかも知れません。スパイウェアはウイルスとは違い、パソコンを使う個人の同意によって(気付かずに)ダウンロード・インストールされるソフトになります。スパイウェアの目的は、ユーザーの個人情報を盗み取ることにあります。クレジットカード情報やWebサイトのパスワードをを抜き取ることが目的なので、目立った挙動はありません。なので発見が難しくなっています。

スケアウェア

ウイルスとは少々異なりますが、スケアウェアも危険です。｢ウイルスに感染している・危険です｣というメッセージを画面上に表示し、偽のセキュリティソフトのダウンロードや購入を誘導するプログラムがあります。これに同意しダウンロードや購入のためのクレジットカード番号を入力してしまうと、さらなるウイルスの感染や個人情報の流出に繋がってしまいます。

ウイルス感染がで起こる原因

ウイルスが起こす症状やウイルスに様々種類があるように、ウイルスが起こる原因も多数あります。ここではウイルス感染が起こる原因である主な感染源をご紹介していきます。感染源を把握して、ウイルスに感染しないように心がけと対策をしてください。

主なウイルス感染の原因

ウェブサイトの閲覧

ウイルスに感染してしまっているサイトやウイルス配布サイトを開いてしまうと、それだけでウイルスに感染してしまいます。

ウェブサイトからの誘導

ブログサイトやSNS、2ch・掲示板などの書き込みにウイルス配布サイトへ誘導するURLが貼られていることがあります。

メール

メールに添付してあるファイルや、URLをクリックすることで、ウイルスに感染してしまうことがあります。

ダウンロード

Webサイトやファイル共有ソフトを使い、ソフトやファイルをダウンロードすると、ウイルスに感染することがあります。

外部記憶媒体

ウイルスに感染しているUSBメモリやCD-rom、外付けハードディスクを接続すると、ウイルスに感染してしまうことがあります。Ipodなどの音楽プレイヤーにも、ウイルスが入っていることがあります。

ネットワーク

会社や学校・家庭などで、複数のパソコンがネットワークにより繋がっている場合、一台が感染してしまうと、他のパソコンにもウイルスも感染してしまう危険があります。

ウイルス対策

プログラムは最新にしておく

Microsoft UpdateやAdobe Reader・Flash Player、JAVAなどのプログラムは最新にしておきましょう。サイト閲覧によるウイルス感染を防ぐことができます。

怪しいURLは開かない

ブログサイトやSNS、2ch・掲示板で記載されているURLは、信用できるURL以外は開かないようにしましょう。誘導型のウイルスは、URLを開かなければ感染しません。

怪しいサイトでダウンロードしない

明らかに迷惑メールと分かる内容のメールや、覚えのないメールは、開かずにゴミ箱に送ってしまいましょう。間違っても記載URLや添付ファイルを開く・ダウンロードしてはいけません。

掃除

信用のない怪しいサイトで配布されているものは、ダウンロードしてはいけません。Winnyなどで知られるファイル共有ソフトからのダウンロードも、ウイルス感染の危険があります。

ウイルス駆除について

ウイルス対策ソフトは基本、ウイルスの感染を未然に防ぐためのものです。なので感染したパソコンからは、ウイルスを駆除できないことがほとんどです。ウイルス駆除の機能がついていない対策ソフトを使っていた場合、別途駆除ソフトのインストールや業者による対応が必要となります。

※ウイルス駆除を謳うフリーソフトの中には、ウイルスに感染させるものや高額な請求を要求するものがあります。駆除ソフトも信用のあるもの以外は使わないようにしてください。

ウイルスによる不具合で対応した地域

｢イカタコウイルスに感染した｣｢アダルト広告が表示される｣｢パソコンの動作が正常じゃない｣というように、ウイルス感染が疑われる症状にあった方のお問い合わせを多く頂いております。こういったお問い合わせには、｢ウイルス駆除｣や｢ウイルス対策｣を行い、パソコンの状態を回復。場合によっては、改ざんされたデータの復旧作業にも当たらせていただきました。