【初心者向け】ハブとルーターは役割が違う!具体的な違いを分かりやすく解説

【初心者向け】ハブとルーターは役割が違う!具体的な違いを分かりやすく解説

「ハブとルーターは何が違うの?」 この記事は、こんな疑問を持つネットワーク初心者のあなたに向けた記事です。
この記事の中では、ルーターとハブの役割の違いから、動作の違いや見た目の違いについて解説しています。
読み終える頃には、ハブとルーターに違いについて理解できるようになりますよ。

【結論】ルーターは必須、ハブは必須ではない

結論から言うと、インターネットに接続するためにルーターは必須で、ハブは必須ではありません。それぞれの役割の違いから、その理由について解説します。

ハブとルーターは役割が違う

ハブとルーターを道路に例えるならば、ハブは交差点でルーターは信号機となります。 ハブは道を増やし、ルーターは交通を整理する役割を持ちます。

ルーターは英語表記でRouterとなりますが、道(Route)を整理する者(er)という意味ですね。
ハブは英語表記でHubとなりますが、車輪と車軸を繋ぐモノもハブという通り、ハブは「繋ぐモノ」を表します。
ここでのハブは、ネットワークを繋ぐモノ、というわけですね。

後ほど解説しますが、ハブとルーターでは扱えるデータの種類も異なります。 ハブとルーターは、一見すると同じように見える機械ですが、役割も動作も似て非なる機械です。

まずは役割として、ハブ=交差点、ルーター=信号機と覚えた上で、読み進めてみましょう。

インターネットに接続するためにはルーターが必須

インターネットと接続するためには、ルーター以外にもONUやモデムを用意しなければなりません。
ONUは光終端装置とも言われ、光信号をデジタル信号に変換する機械です。モデムはアナログ信号をデジタル信号に変換する機械となります。

変換されたデジタル信号は、ルーターを通してあなたのパソコンに届けることで、インターネットへ接続できるようになります。
パソコンでインターネット接続するためには、変換されたデジタル信号をルーターによって、振り分けてもらわないといけません。

最近のルーターの中には、ONUやモデムを内蔵したモデルも存在しています。
あなたが個別にインターネット契約をして、インターネット接続業者からもらったルーターであれば、ONUやモデムが内蔵されているルーターかもしれません。

インターネットへ接続するためにルーター以外の機械がなければ、ルーターにONUやモデムが内蔵されていると思って良いでしょう。

ハブはインターネットに接続するために必須ではない

基本的にルーターは、接続するためのポート(差し口)が少ないため、接続できる機器の数が限られます。
ハブは繋ぐモノと説明したとおり、ハブを中心としてさまざまな機器を接続するために使用します。

ハブは、複数のパソコンやテレビをインターネットへ接続したい場合に、ポートを増やす目的で使用する機器です。
インターネットへ接続したいパソコンやテレビの数が少なければ、ルーターだけでポートが足りますよね。

そのため、インターネットへ接続するために、ハブは必須ではないというわけです。

ハブとルーターの動作の違い

ハブとルーターは、交差点と信号機にたとえられると説明しましたが、それぞれの動作の違いについてもう少し詳しく解説します。

ハブの動作

基本的には、ハブは流れてきた通信をポートに接続されている機器に橋渡しをするだけです。
厳密にはMACアドレスと呼ばれる、機器固有の情報を元にハブが受けた通信が、誰宛であるのかを判別して、通信を橋渡しします。

原則としてMACアドレスは機器の出荷時に設定され、変更することができません。
MACアドレスを郵便に例えるなら、宛名のようなものになります。
近所の人なら宛名だけ見れば、どこの家か判別できますよね。
ただし、たとえば隣町の家を判別しなければならない場合、宛名だけではどこの家か判別できません。
そのため、住所が必要となりますが、住所を扱うことができるのはルーターになります。

ルーターの動作

ルーターではIPアドレスを使って通信の整理を行います。
IPアドレスを郵便に例えるなら、住所のようなものです。

インターネット上のWebサイトも固有のIPアドレスを持っていて、あなたのパソコンやテレビもIPアドレスを持っています。
それぞれのIPアドレスをルーターが確認し、お互いに情報を伝えあうように動作するため、インターネット通信ができるようなります。

ルーターがないと、あなたのパソコンでインターネット上のWebサイトを見たいと思っても、相手がどこにいるのかわからない状態です。
そのため、インターネット接続するためにはルーターが必須となるわけですね。

ルーターは無線接続ができ、ハブは無線接続ができない

古いルーターの場合は、無線接続ができないものもあり、無線接続ができるルーターと明確に分けるために、無線ルーターと呼んでいました。
現在では、市販されているルーターのほとんどが無線接続に対応しています。

対してハブは無線接続ができません。
ハブはポート不足を解決するための機器ですが、無線接続であればポートが不足することがないからです。
無線接続が一般的となった現在では、ハブの存在は少しずつ過去のものになりつつあると言えます。

ルーターを使えば無線でハブ接続ができる?

ハブは無線接続ができないと説明しましたが、ルーターを使うと無線接続でありながら、ハブと同じように動作させることができます。

無線接続の場合、接続できる範囲はルーターを中心として、半径100m程度です。 実際は障害物が多いので、範囲はもっと狭くなります。

引用:auサポート(https://www.au.com/support/faq/view.k1112052180/)

オフィスや広い家の場合、ルーターの設置場所によっては、無線接続の範囲に入りきらない可能性が考えられますよね。
ハブは「繋ぐモノ」と解説しましたが、無線接続を繋ぐモノとして、ルーターを使うことができます。

無線接続で複数のルーターを使用する場合、インターネットへの出入り口となるルーターとは別に、中継地点となるアクセスポイントとして、ルーターを使用できます。
アクセスポイントとなるルーターは、無線接続のハブとも言える動作をするため、ルーターを使うことで、無線でハブ接続ができると言えますね

ハブとルーターの見た目の違い

ハブとルーターはおおよそ、見た目で判断できます

引用:Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/B00OMEVUJK

こちらがハブで、横置きで利用することが多いです。
基本的にはルーターよりもポート数が多いことが特徴です。
ポート数は5~16ポート程度が一般的で、ルーターに比べてサイズは小さくなります。

引用:Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/B010EUBT64

こちらがルーターで、縦置きで利用することが多いですね。
ハブと比べるとスタイリッシュな見た目をしていることが多いです。
ポート数は4ポートが一般的ですが、その中の1ポートはインターネット側の接続となるため、パソコンやテレビなどは3台つなげることができます。

ルーターの中には、ONUやモデムを内蔵しているものもあるため、LANケーブルだけでなく光ケーブルや電話ケーブルを接続できるようになっているものもあります。

ルーターにはハブの機能もある?

ここまでハブとルーターは別物であることを解説してきましたが、最近のルーターはハブの機能も持ち合わせていることが多いです。
ルーターがハブの機能も持ち合わせているため、ルーターとハブの違いがよくわからない要因の一つになっていますね。
「ハブとルーターの見た目の違い」で紹介したルーターも、ハブの機能を持ち合わせているルーターの一つとなります。

最近のルーターであれば、パソコンやテレビを接続するための複数のポートを持っていますが、それはハブの機能です。
業務用のルーターは、インターネット側と社内のネットワーク側で1ポートずつしか用意されていない事がよくあります。
何百・何千という人が使うことを想定して作られているため、通信を処理するための性能を上げることに注力していて、ポートを増やすことはハブに任せています。

家庭用のルーターは、個人で使うものであり、家族がいても最大で10人程度でしょう。
そのため、なるべくルーターに機能を集中して、利用者が簡単に使えるように作られています。
ハブの機能も、ルーターに集中させた機能のうちの一つというわけですね。

ほかにもONUやモデムも内蔵されていて、インターネット接続するための機器が、ルーター1台にすべて集約されていることもよくあります。
現在では無線接続が一般的になっているため、ルーターが1台あればインターネット接続に困ることはあまりないでしょう。

まとめ:ハブとルーターは役割が異なる

ハブとルーターはネットワークに接続する、という目的は同じですが役割が異なります。
道路に例えるなら、ハブは交差点でルーターは信号機のような役割を持ちます。
ハブとルーターでは、扱うデータの種類も異なり、インターネット接続をする際には、ルーターは必須ですが、ハブは必須ではありません。

昔は有線接続が多かったため、ハブとルーターは役割別に棲み分けができていました。
現在では無線接続が一般的となり、ルーターにほぼすべての役割が集約されています。

ルーターさえあれば、インターネット接続はできますが、有線接続する機器を増やしたい場合には、ハブを追加することを考えましょう。