軽量ノートパソコンで、機動力が断然アップ!

軽量ノートパソコンで、機動力が断然アップ!

持ち運びに便利で、使用場所を選ばないノートパソコン。登場した当初は3kg近くあった重量は年々軽量化され、最近では1.5kg以下が当たり前のようになっています。
1.5kg程度であれば、男性はもちろん、女性でもあまり苦労なく持ち運べる重さではないでしょうか。

ここでは機動性バツグンの軽量ノートパソコンについて、メリットやデメリット、おすすめ機種などをご紹介します。

ノートパソコンが軽いと、こんなメリットが!

軽量ノートパソコンの最大のメリットは、なんといってもその機動性です。

近年は1kgを切る重量のノートパソコンも続々と登場しており、かばん等に入れて簡単に持ち運びができ、どこでも手軽に作業を行うことができます。
1kgといえば、500mlのペットボトルドリンクが2本分の重さです。これくらいの重さであれば、毎日の持ち運びもあまり苦にならないはず。

また、ノートパソコンはバッテリーが搭載されているため、電源のないところでも使用OK。特に軽量ノートパソコンは携行して使用することを前提に作られているため、比較的バッテリーの持ちが長くなっています。

スマートフォンやモバイルWifiルータと接続すれば、場所を選ばず、メールやインターネットのブラウジングもOK。

ビジネスマンであれば、打ち合わせ先や出張先、営業先に携行し、プレゼンテーションに使ったり、メモ代わりに使ったり、時には気分転換にカフェなどに持っていって仕事をすることもできます。
ビジネスユース以外でも、自宅のあらゆる場所で家族と一緒に写真や動画を楽しむといった使い方もできます。
学生さんであれば、レポートの作成はもちろん、授業に持ち込んでノート代わりに使用したり、サークル活動などに活用することも自在です。

しかも軽量であれば、屋外や電車での移動中など、デスクのないところでも膝の上に載せて作業することができます。

軽量ノートパソコンは、まさに“いつでもどこでも”を実現する機動力をもたらしてくれるスマートアイテムなのです。

ノートパソコンとタブレットPCの違いは?

軽量のパソコンというと、タブレットパソコンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? では、ノートパソコンとタブレットパソコンはどこが違うのでしょうか。

タブレットパソコンの歴史は、2010年にApple社から発売された「ipad」から始まりました。薄型ディスプレイのみのコンピュータ端末は携帯性に優れ、スマートフォンとノートパソコンの中間的な存在に位置づけられます。

ノートパソコンとタブレットパソコンのいちばんわかりやすい違いは、キーボードの有無です。タブレットにはキーボードはついておらず、基本的な操作はスマートフォン同様にディスプレイ画面をタッチして行います。
キーボードを使用したい時は、画面にキーボードを表示させて使用するか、外付けのキーボードを購入して接続することになります。

また、OSの違いもあります。タブレットパソコンに搭載されているOSは、パソコン用のOSではなく、スマートフォン用のOSが搭載されているケースが多く、たとえば、ipadにはiOS、NEXUSにはAndroid OSが搭載されています。
そのため、使用できるソフトウェアがノートパソコンとタブレットでは異なるケースが出てきます。

近年はWindowsのOSを搭載したタブレットも登場しており、こちらであればノートパソコンと同様のソフトウェアを使用可能です。

使い勝手の面からみると、インターネットのブラウジングやメール、簡単なテキスト制作などの簡易作業であれば、ノートパソコンもタブレットもほとんど差はありません。
しかし、企画書を制作したり、画像や動画を編集するなど、複雑な作業を行うにはキーボードやマウスなどの周辺機器を手軽に利用でき、画面も大きく使えるノートパソコンのほうが作業しやすいといえるでしょう。

なぜこんなに軽くできるの?

ノートパソコンの第1号が何であるかは諸説ありますが、有力視されているのが1989年発売の東芝ダイナブックJ-3100SSです。日本のメーカーが得意とする軽薄短小化の技術を駆使し、A4サイズで重量2.7kgを実現。本来の意味で“持ち運べるサイズのパソコン”が登場しました。
2.7kgと聞くと、「重い!」と思われる人もいるかもしれません。しかし、それまでのラップトップ型といわれる比較的小型のパソコンが最軽量でも4kgだったことを考えると、J-3100SSがいかに画期的なスペックだったかがおわかりいただけるでしょう。

それから約30年。現在は1kgを切るノートパソコンが数多くラインナップされるようになりました。

ノートパソコンの軽量化は、各メーカーがしのぎを削り、技術力を高めてきたことで為しえた功績です。

たとえば、内部の基盤を小型化し、そこに高密度で部品を実装する技術。カバー部分の金属を堅牢性は維持しながら軽量化できる素材を開発する技術。液晶画面を薄くする技術。バッテリー部を軽量化する技術・・・。
こうしたさまざまな技術を積み重ねることで、数グラム単位で軽量化を実現していきました。

軽量ノートパソコンはまさに最先端技術の結晶なのです。

軽量ノートパソコンの弱点は?

軽量ノートパソコンは、軽量を目指すがゆえに犠牲にせざるを得ないところがいくつかあります。

かつてのノートパソコンは、一般的にパソコンの頭脳であるCPUのスペックが低いとされていました。というのも、性能の良いCPUは消費電力が多く、発熱しやすいため、冷却ファンで冷やしながら使わなくてはなりません。しかし、ノートパソコンの場合、内部のスペースが狭く、冷却効果の高いファンの設置が難しいため、高性能CPUを搭載できないというわけです。

そんな中、近年は技術の進歩によって、発熱量の少ない高性能CPUや薄型の冷却ファンが開発され、ノートパソコンだからといって必ずしもCPUの性能が劣るということは少なくなりました。
しかしながら、安価なノートパソコンの場合、スペックの低いCPUが搭載されているケースがあるので、購入の際にはしっかり確認するようにしましょう。

次にキーボードです。軽量ノートパソコンはキーボード部分も薄型化しているため、キーストローク(キーを押したときの沈む深さ)が浅めに作られています。そのため、キーを押したときの感覚(打鍵感)が少なく、慣れるまでは気になる人がいるかもしれません。

また、機種によっては、軽量化のために機能をある程度省いているものもあります。たとえば、マウスなどの周辺機器を接続するためのUSBポートの数が少なかったり、DVDやCD-ROMなどの光ディスクを読む込む光学ドライブを搭載していない機種も多くなっています。
そのため、必要に応じて、USBポートを増やすためのハブや、外付けの光学ディスクドライブを別途購入しなくてはなりません。

そのほか、前段でも紹介したように、軽量ノートパソコンには最先端の技術が凝縮されています。そのため、同等の機能レベルを持つデスクトップパソコンに比べると、価格が高いという特性があります。それも購入を検討する際には弱点といえるかもしれません。

軽量ノートパソコンの選び方

軽量ノートパソコンを選ぶ際、重量以外にもチェックしておきたいポイントがあります。

●サイズ

ノートパソコンのサイズは画面の大きさで決まります。
画面が大きければ、見やすく作業しやすい反面、重量は重くなります。逆に画面が小さいと、重量は軽くなる反面、作業はしにくくなります。
1.5 kgを切る軽量ノートパソコンの場合、一般的に12インチ〜14インチ、いわゆるB5サイズのものが主流になっています。

●CPU

前段でご紹介したように、軽量ノートパソコンの場合、パソコンの頭脳であるCPUの性能が低いケースがあります。
多くの機種に搭載されているCPUはインテル製が多く、通常使用の場合、Core i3もしくはCore i5と書かれているものを選んでおけば間違いないでしょう。
ちなみにCore i7はより高性能で、PentiumやCeleronは安価なもののやや性能が劣ります。

●メモリ

メモリは使用中のデータを一時的に記憶する装置で、メモリの容量が大きいほど、快適に作業できます。とくに複数のソフトウェアを起ち上げての作業や、動画編集など負荷のかかる作業を行うときは、メモリが足りないと、なかなか処理が進まないことがあります。
通常使用であれば、8GBあれば十分で、足りない場合は後から増設することも可能です。

●ストレージ

ストレージとは、パソコンがデータを保存するための記憶装置です。
ストレージには「HDD(ハードディスクドライブ)」と「SSD(ソリッドステートドライブ)」があります。

HDDはデータ保存量が多く、価格が安い反面、処理速度が遅めで衝撃に弱いという面があります。
一方、SSDはサイズが小さく、処理速度が速く、音が静かな反面、価格が高いという面があります。

軽量ノートパソコンの機動性を活かすには、サイズが小さく、衝撃にも比較的強いSSDがおすすめです。なお、データ容量の多いSSDは高価なため、外付けのHDDと併用して使うことをおすすめします。

●バッテリー駆動時間

軽量ノートパソコンの機動力を存分に活かすには、バッテリー駆動時間も大切です。 最近は自由に電源を使える場所も増えていますが、それなりに重さのあるACアダプタをつねに持ち歩くのは機動性の面ではマイナスです。
できれば、一回の充電で8時間以上駆動するものがうれしいですね。

そのほか、USBポートなどの入出力端子がどれくらいあるか、Webカメラが搭載されているかなど、使用用途に応じて必要な機能が異なります。
購入の際はパソコンの使用目的をよく考えて、選ぶようにしましょう。

おすすめの軽量ノートパソコン

最後に前段の条件にあてはまり、1.5kg以下の軽量ノートパソコンのおすすめ機種をご紹介します。

【NEC LAVIE Note Mobile NM550/MA】

2019年春モデル。高性能スペックを持ちながら、12.5インチで1kgを切る軽量ノートパソコンです。Microsoft Officeを搭載しているので、すぐにWordやExcel、Powerpointなどを使用することができます。また、キータイピングは打鍵感がありながら、静音仕様になっており、学生さんなら授業中や図書館での利用、ビジネスマンなら客先や会議中での利用に配慮しています。

画面サイズ:12.5インチ
全体サイズ:289×17×196mm
重量:910g
OS:Windows 10 Home 64bit
CPU:Core i5 8200Y(Amber Lake Y)1.3GHz/2コア
メモリ:8GB
ストレージ:SSD/256GB
バッテリー駆動時間:11.5時間

【ASUS VivoBook S13 S330UA S330UA-8250】

2018年秋発売。高性能で大きめの画面でありながら、10万円を切る価格が魅力。13.3インチの画面はフレームがとても狭いため、コンパクトながら画面が大きく感じるのが特徴。また、液晶を開くと、キーボード部分に傾斜ができ、長時間のタイピングでも疲れにくい構造になっています。写真や動画を視聴するにも、資料や論文を作成するにも最適です。

画面サイズ:13.3インチ
全体サイズ:305.76×17.9×196.38mm
重量:1250g
OS:Windows 10 Home 64bit
CPU:Core i5 8250U(Kaby Lake Refresh)1.6GHz/4コア
メモリ:8GB
ストレージ:SSD/256GB
バッテリー駆動時間:10.7時間

【Microsoft Surface Pro 6 タイプカバー同梱 LJK-00025】

2019年2月発売。軽量ノートパソコンとしても、タブレットとしても使える2in1タイプのパソコンです。通常はノートパソコンとして利用し、打ち合わせや外出先ではタブレットというようにシーンに合わせて使い分けることができます。Microsoft Officeを標準搭載しています。

画面サイズ:12.3インチ
全体サイズ:292×8.5x201mm
重量:1080g(カバー込み)
OS:Windows 10 Home
CPU:Core i5 8250U(Kaby Lake Refresh)1.6GHz/4コア
メモリ:8GB
ストレージ:SSD/128GB
バッテリー駆動時間:13.5時間

※記事内の商品価格は弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

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