パソコン購入はどこでする? ドスパラの特徴
パソコンの購入は、考えるべきことが多くあり、慣れていない人にとってはなかなか難しいものです。
まず重要なのは、どのぐらいの性能のパソコンを購入するのかです。
これは、どんな人にも同じパソコンが適しているわけではありません。
使用する目的によって必要となるパソコンの性能は様々な点で変化するため、自分がどのような目的でパソコンを使うかをまず考えねばなりません。
例えばゲームや動画編集のような、重い処理が必要となる目的のためにパソコンを使用したい場合です。
この場合、利用したいソフトの動作環境に合わせてCPUやメモリ容量を見合ったものにすることが必要です。
逆に、インターネットサーフィンや文書作成をパソコンの使用目的にするなら、必要となる性能は上記の目的に比べればかなり低くなります。
インターネットを閲覧するためのインターネットブラウザや、文書作成のドキュメントエディターはそれほど処理が重くないためです。
こういった性能を選ぶのと同じように、もう1つ重要なのがどこのメーカーのパソコンを購入するのかです。
富士通、NEC、マウスコンピューターなど、国内のパソコンメーカーだけでも選択肢は広いためです。
ここでは、そんな国内のパソコンメーカーの1つとして、初心者から上級者まで、様々なユーザーに対応している点で優れている「ドスパラ」にフォーカスを当ててその特徴を紹介します。
最初に紹介するのは「ドスパラがどんなメーカーか」についてです。
ドスパラのパソコンがどのような特徴を持っていて、どんなメリットがあるのかを中心にご説明します。
次に紹介するのは「BTOで購入するときのポイント」についてです。
BTOというのはビルド・トゥ・オーダーの略称で、要するに受注生産のことを意味します。
既成品のパソコンを購入をするときとはまた違った特徴があるため、その点をより詳しく紹介します。
3つ目に紹介するのは「ドスパラでオススメのパソコン」についてです。
ドスパラで販売されているパソコンにもいくつかのブランドがあるため、それぞれのパソコンが持っている特徴を紹介します。
どのような性能でどのような価格なのかを紹介し、使用目的に合わせてオススメのパソコンについて紹介します。
ドスパラってどんなメーカー?
ドスパラは、1984年に創業し、秋葉原で海外メーカーの販売を行っていた会社です。
当時はサードウェーブという会社名で活動を行っていましたが、2003年頃に現在の「ドスパラ」に社名が変わりました。
同時期から全国にチェーン展開が始まり、現在では幅広く店舗が展開しています。
店舗での購入ができるようになっているだけでなく、公式ウェブサイトを通してインターネットでの購入も可能です。
パソコンの製造はBTO形式(受注生産)
を取っており、性能の違う様々な種類のパソコンを製造販売しています。
ビジネス向け、ゲーミング向けと、目的に合わせて購入できるようになっているのが強みの1つです。
また、急にパソコンが必要となったときにできるだけ迅速に対応できるようなシステムが関東地方では展開されています。
ウェブ通販で正午までに注文されたパソコンを当日中に配達できるというシステムで、急ぎの購入にも対応しています。
ドスパラでは様々な保証やサービスが展開されています。
ドスパラで行われている保証とサービスについて、どのようなものがあるのかを紹介します。
ここでは、様々な保証・サービスの中でも、特に初心者にとって有用なものを3つピックアップしています。
・1.通常保証
・2.セーフティサービス
・3.リモートサービス
1.通常保証
ドスパラのパソコンは、製品によって保証区分が設定されていて、それによってどのような保証がされるのかが決まっています。
保証区分は以下の通りで、これらはレシートや納品書に記載されています。
購入時にどのような保証になっているのかを、事前に確認しておきましょう。
2.セーフティサービス
セーフティサービスは、パソコンに発生する様々なトラブルへの対応を無料にしてくれる保証プランです。
具体的に得られるサポート内容は以下の通りです。
・1.利用者過失を含む故障の無料修理
・2.365日電話・リモートサポート
・3.パソコン内部清掃サービス
・4.中古買取価格10%アップ
セーフティーサービスには得られるサポートの内容によって以下のプランが用意されています。
・1.月額748円(税込)で基本的なセーフティーサービスを得られる「納得プラン」
・2.月額1078円(税込)で基本的なセーフティーサービスに加えて修理時の送料を無料にできる「満足プラン」
・3.月額1738円(税込)で上記に加えて、修理中の代替機貸出が行われる「とことん満足プラン」
どの程度のサポートが必要かを考えてプランを選択するのがよいでしょう。
(2021年3月時点の金額です)
3.リモートサービス
通常、パソコンに問題が発生したときのサポートは、電話で対応方法を指示してもらえる電話対応となります。
ただ、初心者にとってはその指示ではどうしても分かりにくいことがあります。
また、初心者でなくとも、説明が難しいような状態になっていることも考えられます。
こういった場合に使用できるのがリモートサービスです。
これは、ドスパラのサポートが問題の発生しているパソコンに遠隔でアクセスし、代わりに問題の対応を行ってくれるというものです。
自分では対応できないような問題が発生したときにもサポートを得られるため、特に初心者にとって安心できるサービスとなっています。
BTOで購入をするときのポイントは?
それでは、BTOでパソコンを購入する場合には、どのようなことがポイントとなるのでしょうか。
既成品の場合と大きく違っているのは、パーツの構成などを一部自分で選択できることです。
つまり、自分がどのぐらいの性能のパソコンが必要なのかによって、その性能に近づけることができます。
それでは、ドスパラのBTOではどのような部分を変更できるのでしょうか。
これはブランドによっても違っていますが、大きくは以下の通りです。
・1.CPU
・2.メモリ容量
・3.ストレージ容量
・4.グラフィックボード
・5.周辺機器
1.CPU
CPUは中央演算処理装置のことで、パソコン上の処理の中枢となるパーツです。
CPUの性能がどの程度なのかによって、複雑な処理をどの程度の速度で行えるのかが代わります。
CPUの性能は周波数とコア数で大きく代わります。
周波数はギガヘルツで表記されていて、この数字が大きいほど高周期で処理が行なえます。
つまり、その分だけ高速処理が可能になるということです。
コア数は、並行して処理を行うことができる数を示しています。
複数の処理を同時に行いたい場合は、コア数が大きいものを選ぶと不具合が発生しにくくなります。
ゲームや動画編集を目的としている場合には、4コア以上、3GHz以上の性能が高いものを選ぶのがよいでしょう。
2.メモリ容量
メモリ容量も、パソコンの処理速度を左右するパーツです。
ギガバイトで表記されており、基本的には2の乗数ギガバイトとなっています。
CPUが処理中のデータを一時的に保存しておくためのスペースという役割を持っているため、この容量が大きいとより多くのデータを一気に処理可能になります。
ゲームや動画処理が使用目的なら、16ギガバイトか32ギガバイトの容量としておくことで安定します。
インターネットサーフィンや文章作成が目的なら、8ギガバイトでも十分な処理が可能です。
3.ストレージ容量
ストレージ容量は、データをどれだけ保管しておけるかを意味しています。
ギガバイト、またはテラバイト単位で表記されていて、大きいものほどより多くのデータを保管しておくことができます。
ゲームや動画処理が目的なら、必要となるファイルサイズが大きいため、こちらも大きい物を選んだほうが使用しやすくなります。
HDDなら2TB以上、SSDなら500MB以上あれば大容量のファイルも保持しやすくなります。
また、ストレージにはHDDとSSDという2つの種類があります。
HDDは大容量を保管しておくのに適していて、SSDは高速で読み込むことを得意としています。
4.グラフィックボード
グラフィックボードは、3D映像の描画を行うためのパーツです。
ものによっては搭載されていないものもあり、その場合は高度な3D映像の描画は行なえません。
ゲームを行う場合には特に重要で、よりなめらかな3D映像を描画したい場合には、GeForce GTX1070などの高性能なものを選ぶ必要があります。
GeForceとRADEONという2つのブランドが有名で、シェアの問題で選ばれることが多いのはGeForceです。
GeForce1070よりも数字が大きいものを選べば、VRのソフトもほとんどが問題なく動かせます。
5.周辺機器
BTOでは、パソコンにどのような周辺機器をつけるか選択できます。
マウスやキーボードなどの入力機器だけでなく、プリンターやディスプレイなども選べるようになっているものが多いです。
買い替えの場合にはこれらが手元にあることもあるため、不要なものを外すことで費用を節約することができます。
ドスパラでオススメのパソコン
ドスパラで販売されているパソコンからオススメのパソコンを2つ紹介します。
1つはゲーミングや動画編集に適している高性能型のパソコンです。
CPUやグラフィックボードの性能が高く、よりスムーズな処理を得意としています。
使用できるソフトが制限されにくいため、マルチに使用したい人にも適しています。
もう1つは価格を抑えつつ、インターネットサーフィンや文章作成に適したパソコンです。
性能面では優れているわけではありませんが、価格を抑えられるため、その分を周辺機器などに使用できます。
ここで紹介するのは、構築を変えていない基本構築の場合のデータです。
ドスパラでのパソコン購入のまとめ
ドスパラはBTOでパソコンを購入できるため、自分の目的に合わせて検討できます。
そのためにも、まずは自分がなんのためにパソコンを使用したいのかを考える必要があるでしょう。
ゲームに使用するのか、動画編集に使用するのか、あるいはインターネットサーフィンに使うのかで必要性能は大きく違います。
まずは、パソコンでやりたいことを書き出してみるのがよいでしょう。