寿命？故障？パソコンが壊れる原因を解説、メモリーの不具合

2013.11.29

パソコン不具合解説シリーズ第三弾の今回は、メモリーについて解説していきます。メモリーの不調が起こった時に、パソコンには何が起こるのか。どのような動作を起こすのか。そもそもメモリーとはなんなのか。気になる・知って損はないメモリーについての知識と、メモリーの不具合についてをご紹介していきます。

そもそも、メモリーとは

パソコンで作業するための作業台

メモリーは、パソコンに内蔵されている記憶装置です。メモリ・メモリーと呼ばれています。ハードディスクと混同されがちですが、異なります。データを保存するのがハードディスクですが、メモリーはパソコンの活動領域を広げる役割を持っています。CPUやハードディスクを使用するための重要な役割を持っているのがメモリーです。メモリーを作業台と考えると役割が分かりやすくなります。

メモリー＝作業台
CPU=作業をする人
ハードディスク＝本棚や引き出し
データ＝本や道具

作業台が狭かったり、壊れていたり、なくなってしまうと、パソコンは正常に作業ができなくなってしまうのです。

パソコンのデータを記録するための円盤

上記で説明したとおり、メモリーにはパソコンで作業するための作業台の役割があり、これに異常があると正しく動作をすることができなくなってしまいます。ここではメモリーの不具合が疑われる症状をご紹介。ここでご紹介する症状が出ていたら、メモリーの不具合が原因として考えられます。

パソコンが起動しない
パソコンの起動が遅い
起動時にエラーメッセージが出る
パソコンが突然落ちる・消える
パソコンの動作が重い・遅い
｢メモリが不足しています｣と警告が出る
ソフト使用中にメモリ不足の警告が出る
ソフトの立ち上げに時間がかかる
ソフト使用中に画面に空白が表示される
などなど

メモリーの不具合で起こる原因

メモリーの不具合の原因は、大きく分けて物理的な問題とメモリーの機能的問題の二種類があります。ここではその問題を具体的にご紹介。自力で回避可能なものから修理・交換が必要なものまで、メモリーの不具合の原因はいろいろとあります。

主な不具合・故障の原因

物理的衝撃

パソコンを落とした・水をこぼしたなどの物理的障害を与える。こうするとメモリー折れる・ショートするなどしてが壊れてしまう場合があります。

接続不良

パソコンに正しくメモリーが接続されていないと、不具合を起こしてしまいます。この場合メモリーやパソコンに問題がなくても、不具合が生じてしまいます。

熱

パソコンに使われるパーツの数々はは熱に弱く、メモリーもその中の一つです。パソコンケース内が高温になるとメモリーが歪む・溶ける危険が起きます。

埃

メモリーやメモリースロットが埃にまみれていると、接続不良などの障害が起きてしまいます。またケース内に埃がたまっていると熱が逃げず熱暴走を起こす危険も。

メモリ不足

メモリが不足していると、物理的な障害がなくても不具合が発生しています。元々容量の少ないメモリを使っていたり、パソコンを使用するうちに容量が足りなくなっている場合は、不具合の原因となっています。

ソフトの負荷

物理的障害がない・メモリが不足していない場合でも、使用しているソフトが多かったりメモリを大幅に使用するソフトだったりすると、パソコンの動作が遅く・重くなったりエラーメッセージが表示されてしまいます。

メモリー

修理

軽度の破損や接続不良などであれば、修理のみでメモリー・パソコンの状態を改善させることができます。

交換

重度の破損やメモリー不足であれば、メモリーの交換でパソコンに起こっている不具合を解消することができます。

冷却・換気

パソコンに熱がこもらないよう換気や冷却をすれば、メモリーの問題を解決できることがあります。

掃除

ケース内を定期的に掃除することで埃を溜めないようにすれば、埃による故障を防ぐことができます。

増設

メモリー不足であれば、メモリーの増設でパソコンの不具合は解決します。

ソフトの制限

メモリーに問題がない場合、同時に使用するソフト数を少なくするだけで安定します。

メモリーの不具合で対応した地域

｢パソコンの動作が重い｣｢起動中にエラーが出る｣｢ソフトを使用していると真っ白になる｣など、クラピタルではメモリー不足が疑われるパソコントラブルを数々解決してきました。ご依頼に応じて｢メモリー修理｣｢メモリー増設｣｢メモリー交換｣というような対応をさせていただきました。windows,mac共にメモリーの不調の解消を解決しています。