マイクロソフトってどんな会社?
日常的にパソコンをご利用の方であれば、マイクロソフトという名前は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか? まずは、このマイクロソフトという会社について見ていきましょう。マイクロソフトはソフトウェアの開発会社
マイクロソフトはアメリカに本社がある、ソフトウェアの開発、販売を行っている会社です。パソコンの基本ソフト(OS)である、Windowsを開発している会社として有名です。 ちなみに、Windows OSのシェアは世界全体の8割を超えており、従業員数も2018年で13万人を超えるという、超巨大企業です。 共同創業者はビル・ゲイツ氏とポール・アレン氏です。ビル・ゲイツ氏は大富豪として非常に有名ですね。なぜマイクロソフトはマウスを開発しているの?
このように、マイクロソフトという会社を見てみると、本来はソフトウェアの開発、販売を手がけている会社です。 元々、マウスやキーボードといったハードウェアを扱う部門は、マイクロソフトの社内ベンチャーとしてスタートしています。そこから現在のマウスの読み取り方式の源流となった、光学式マウスが90年代後半に発明されています。 それまではボール式といって、画像のようなマウス裏面にあるボールが転がることでマウスポインタの位置を算出していました。しかし、ボール式では内部にゴミが溜まったり、正確に読み取れない問題がありました。
出典:ウィキペディア:マウス(コンピュータ)
マイクロソフトのマウスの特徴
マウスの読み取り方式に技術革新を起こしてきたマイクロソフトですが、そのマウス製品にはどのような特徴があるのか見ていきます。どんな技術を使っているか
近年のマイクロソフトのマウスではBlueTrackという技術が主に使われています。BlueTrackは先ほど紹介した、青色LEDによる読み取り方式のことです。 BlueTrackは正式には「BlueTrack Technology」であり、マイクロソフトの登録商標です。これを他社が使用する際の名称はBlue LEDとなります。
画像引用:ASCII MS、青い光が新鮮な新テクノロジーマウスを発売!(Webアキバ編集部)著:宇田川
画像のように、マウス裏面の丸く青い部分から青色光が照射されます。BlueTrackは青色LEDから照射される波長の短い青色光により、机の凹凸だけでなく、ホコリなどわずかな差まで感知することができます。これにより、非常に高い動作精度を実現しています。
どんな製品の特徴があるか
マイクロソフトのマウスは、人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインが特徴です。このエルゴノミクスデザインを初めてマウスに採用したのも実はマイクロソフトです。 1980年代後半のことでした。以来、マイクロソフトのマウスは手にかかる負担が少なく、なじみやすい、使い心地のよいモデルがリリースされ続けています。
世界で初めてエルゴノミクスデザインが採用されたマウス
画像引用:IDEO – A Hand-Friendly, Precisely Controlled Mouse
現在の手になじむエルゴノミクスデザインのマウス
画像引用:マイクロソフト公式ホームページ
また、エルゴノミクスデザインとともに、極限までムダが省かれた、シンプルかつ近未来的なデザインも目を引きます。
画像引用:マイクロソフト公式ホームページ
このように、マイクロソフトのマウスには精度の高い読み取り方式や使いやすいデザインなど、マウスの普遍的な価値を追求する姿勢が見られます。
他のメーカーとの違い
マウスを開発、製造、販売する他のメーカーは、基本的にハードウェアが中心事業となっているケースが多くあります。そのなかで、マイクロソフトはWindowsはじめ、ソフトウェアの開発がメインの会社である点が特徴的です。 したがって、マウスと本体機器の接続に必要なドライバソフトの安定性は高いといえます。特にWindowsパソコンを使用する場合、マウスもマイクロソフト製であればトラブルが生じる可能性は少ないといえるでしょう。
マイクロソフトのマウスのメリット
繰り返しになりますが、近年のマイクロソフトのマウスにはBlueTrackという精度の高い読み取り方式が採用されています。 さらにBlueTrackには、机などさまざまなマウスとの接触面においても、高い精度で読み取れるというメリットもあります。使用する場所を選ばないのです。
波長の短い青色光はさまざまな接触面でわずかな凹凸を読み取る
画像引用:ASCII MS、青い光が新鮮な新テクノロジーマウスを発売!(Webアキバ編集部)著:宇田川
また、マイクロソフトは本来ソフトウェアメーカーであるため、マウスに関するソフトウェアの安定性においてもメリットがあります。ドライバーソフトやマウスポインターの設定ソフトがWindowsパソコン上で安定して動作するため、相性などを心配する必要はありません。
マイクロソフトのマウスのデメリット
一部読み取れない接触面もある
高い動作精度を持つBlueTrackですが、透明なガラス面上や鏡の面上では凹凸を捉えられず、読み取ることができなくなります。しかし、そういった接触面での使用は限定的であると考えられるため、一般的なデスク上での使用には影響ありません。価格帯がやや高め
マイクロソフトのマウスは機能面、デザイン面ともに品質は高いのですが、その分価格も高めになってしまうデメリットがあります。 参考までに、2019年6月時点で価格.comのBlue LEDマウスの売れ筋上位16製品の平均価格を比較してみました。その結果、マイクロソフト製モデルは他社モデルと比較して、プラス約4,000円という結果になっています。 ただし、マイクロソフト製のマウスだからといって必ず高価というわけではなく、他社モデルと同じ価格帯のモデルもあります。予算と用途に応じて、最適なモデルを探してみるとよいでしょう。マイクロソフトのおすすめマウスをご紹介
それでは最後に、マイクロソフトのおすすめマウスを3つご紹介します。今回はマイクロソフトが開発した、「BlueTrack Technology」が搭載されたモデルを紹介します。 今回紹介するモデルはどれもBlueTrack搭載でありながらも、コストパフォーマンスに優れたモデルです。有線タイプ、無線タイプ、デザイン性の高いモデルなどをバランスよく掲載しています。初めてマイクロソフトのマウスを使ってみようという方はぜひ参考にしてみてください。 ※価格は販売サイトなどによって変わることがあります。 ※掲載価格は2019年6月時点のものです。Comfort Mouse 4500 4FD-00034
マイクロソフト公式ホームページ
税込 2,051円(価格.com)
参考:価格.com
BlueTrack による高い動作精度と、安定した操作性が魅力の有線タイプのマウスです。レーザー方式よりも安定した動作が得られます。
操作性では左右どちらの利き手でも使用できるよう、両側にラバーグリップが備え付けられています。これにより、握りやすく、操作性の向上を実現しています。
横スクロール対応のチルトホイールによって、自由にスクロールすることが可能です。この機能を追加するためには、 Microsoft IntelliPoint というドライバーが必要になります。
これだけ高機能にもかかわらず、他社モデルと比較しても価格も抑えられており、コストパフォーマンスに優れた1台といえるでしょう。
Surface モバイル マウス
マイクロソフト公式ホームページ
税込 3,630円(価格.com)
参考:価格.com
モバイルパソコン「Surface Go」に最適化されたワイヤレスマウスです。
ワイヤレスの無線方式にはBluetoothバージョン4を採用し、省電力かつ大容量の通信が可能です。BlueTrackと相まって、ストレスフリーな操作性を実現しています。
さらに、軽量でコンパクト、手になじみやすいデザインで、手や腕に負担をかけずに操作できます。Surfaceシリーズに最適化されているので、携帯性に優れ、外出先でも大きなマウスを持ち運ぶ必要がなくなります。
Surfaceシリーズを検討する際に、ぜひ選択肢に入れていただきたい1台です。
Arc Touch Mouse RVF-00062
マイクロソフト公式ホームページ
税込 5,752円(価格.com)
参考:価格.com
洗練されたデザインが目を引く、新しいタイプのワイヤレスマウスです。
本体折り曲げ時に電源が入り、フラットに伸ばすとオフになる仕様が採用されています。
フラット時は薄手の財布やスマートフォンのようなサイズ感であるため邪魔になりません。
操作の面では、マウス先端のセンサー部に触れて操作する「タッチ ストリップ」機能を採用しています。スマートフォンやタブレット端末のように、指先のタップやフリック動作で操作することが可能です。無線方式は2.4GHzUSBタイプが採用されています。
スマートフォンに慣れた、おしゃれで若い世代の方におすすめの1台です。








