BluetoothとUSB徹底比較!マウスを使うにはどっちがいい?故障した場合の対処法まで紹介!
BluetoothマウスとUSBマウス。選ぶとしたらどちらを選びますか。この二つのタイプの特徴を大きく分けると無線タイプか有線タイプかということになりますが、はたしてそれだけで十分でしょうか。安心で快適なインターネットを堪能するためにはそれぞれの機能についてもっといろいろと情報を集め、しっかりと確かめた方がよいかもしれません。
そこで今回はBluetoothとUSBについて、見逃がしてはいけない様々な機能や特質についての情報を探っていきます。さらに、お手持ちの機器が不具合を起こした場合どうしたらいいのか、すぐに買い替えた方がいいのか、その辺のことについてもご案内します。
Bluetoothってそもそも何?
Bluetoothというのは、インターネット機器などにおける無線通信規格のひとつです。最大10m程度の近距離間の機器を無線通信でつなぎ、データのやり取りを可能にする通信技術のことです。ただし、接続する親機と子機に Bluetooth機能が搭載されている必要があります。
さらに、最初の接続の際には、ペアリングと呼ばれる設定をしなければなりません。ペアリングについては、機器によって仕方がいろいろ違いますので、取り扱い説明書での確認をお勧めします。
最近ではパソコンやスマホやタブレットPCなどと、周辺機器であるマウス、キーボード、イヤホンなどをつなぐ際によく用いられるようになってきています。
なお、Bluetooth規格は国際規格のため、海外製の機器でもBluetooth対応であれば接続可能です。
BluetoothとWi-fiはどう違うの?
無線通信技術としては、Wi-fiという言葉も耳にすることが多いのではないでしょうか。さてBluetoothとWi-fi、どこがどう違うのでしょうか。
Wi-fiは複数の機器を同時につないで、大量のデータを非常に高速な通信速度でやり取りするという優れた技術のことで、50m~100mほどの距離の無線通信を想定しています。通信速度はWi-fiの中の11a/11gの規格で54Mbps、11nで300Mbps、11acで6.9Gbpsとなっています。
後述のBluetooth の数値と比べて圧倒的な差があり、そのため電力消費量が大きく、ルーターなどコンセントに差し込む電源方式の機器に搭載されます。無線マウスや無線キーボードへの搭載は、電力消耗速度の面からかなり無理があると思われます。
Bluetoothの場合は基本的に1対1の機器同士をつなぐもので、通信距離は最大で10m程度を想定しています。通信速度は24Mbpsです。通信速度・通信距離・通信データ量ともWi-fiには及びませんが、その分電力消費も少ないため、無線マウスや無線キーボードへ搭載しても十分使える規格です。(通信速度・通信距離の数値は実測値ではなく理論値です。)
Bluetoothと2.4GHz接続はどう違うの?
マウスなどによく搭載されている無線通信技術としては、Bluetoothと2.4GHz接続がありますがどう違うのでしょうか。
2.4GHz接続というのは、パソコンにUSBレシーバーを差し込むことによって簡単に無線接続ができる規格です。その際,Bluetoothの場合のペアリング設定のような面倒な設定は不要です。電力消費も小さくて済みます。
あえて言えば無線通信でありながら、パソコンのUSBポートを一つ占有してしまう点がデメリットということになります。
Bluetoothの強みってなに? 弱点は?
Bluetoothのメリットと言えばやはりまず、無線接続ということでコード使用のわずらわしさから解放されることが大きいでしょう。
特に、パソコン・キーボード・マウス・プリンターなど周辺機器がすべてコードで連結されているシーンはやはりうっとうしいものがあります。コード無しのすっきり感は作業への集中力にも効果絶大でしょう。
さらに電力消費が小さいということで、外出先での利用などにも向いていて、幅広い利用法利用形態に対応できるということが言えるでしょう。
デメリットとしては、最初に接続するときに、ペアリング設定をしなければいけないこと、有線ではないので電池切れ・電源切れに注意しなければいけないことがあげられます。
Bluetoothが搭載されていないパソコンではどうすればいい?
Bluetoothを使っていろいろ楽しみたいのに、その機能が搭載されていない時、どうすればよいでしょうか。 そこで登場するのがBluetoothアダプターです。
USBポートに差し込んで、普通のBluetooth機器と同じようにペアリング設定をすれば、Bluetooth接続が可能になります。
Bluetoothアダプター選びの注意点は?
Bluetoothアダプターは極めて小さな機器で、見た目だけではそれぞれに大きな違いがあるようには思えませんが、実際には機能面などはっきりとした違いがあるため確認が必要です。
まず、電波強度によって分類すると、class1、class2、class3となっていて、理論上の電波の到達距離で言うと、100m、10m、1mということになります。現在ではclass1とclass2が
主流となっています。
また、バージョンで言うと現在主流なのは、3.0と4.0です。特に4.0は省電力に特化された開発によって生まれたバージョンで、より長時間使用が可能ということでお勧めですが、下のバージョンとの互換性の確認が必要です。
USB規格による違いもあります。現在主流となっているのは2.0と3.0のようです。数値が大きいほど通信速度が速くなります。下位互換性もあって、3.0であれば2.0でも使えます。ただし機能は2.0の方になります。
さらにBluetoothアダプターの機能を表す言葉としてプロファイルというものがあります。
たとえば、「ヘッドホンやイヤホンに音声を伝送する」プロファイルや「マウスやキーボードの操作を行う」プロファイルなど、ここに上げきれないほど多くのプロファイルがあります。
プロファイルごとに用途が決まっていて、より多くのプロファイルに対応したアダプターの方が自分に必要な機能を利用できることになります。
Bluetoothアダプターはパソコン以外でもOK?
現在出回っているBluetoothアダプターはパソコン用のものが主流ですが、中には携帯電話対応タイプや音響機器対応タイプなど、さらには特定メーカー機器対応タイプなどいろいろあるようです。購入の際には確認が必要です。
USBってそもそも何?
USBというのはUniversal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)の頭文字を取った名称で、コンピューターと様々な周辺機器を接続できる規格のことです。USBが登場する前は、マウス、キーボード、プリンター、モデムなどをパソコンに接続するのにそれぞれ別々の形状のポートとコネクターが採用されていました。
現在では、多くの機器がUSBを採用するようになってきていて、USBポートにあらゆる機器を接続できるようになりました。以前のコネクターの場合は、かならずパソコンの電源を切ってから、抜き差ししなければいけませんでしたが、USBコネクターの場合は、パソコンの電源を切らずに、そのまま抜き差しできるということでかなり便利になりました。
転送速度の規格としては、1.0から始まり、改善版の1.1そして2.0、3.0、3.1、3.2となり、かなりの高速化を成し遂げています。
具体的に見てみると、2.0は1.1の40倍、3.0は2.0の10倍、3.1は3.0の2倍、3.2は3.1の2倍となっていて、どんどんスピードアップが実現していることがわかります。形状統一だけでなくかなりの高速化も実現されて、作業効率の大幅な向上やストレスの軽減に貢献していることでしょう。
なお、3.0以降では端子の絶縁体(プラスチック)の部分が青になっています。2.0以前は黒か白でしたので、見分けるのが簡単です。
USB接続の強みと弱みは?
さて次に、USBの特徴や強み・弱みについて見ていきます。まず、3.0などの上位規格は下位の規格と互換性があり、自由に使えますが速度などの機能は下位の規格にあわせることになります。
また、上述のようにパソコンの電源を切らずに抜き差しできるので手間がかからないという点も、旧型パソコンのころと比べたらずいぶん便利になりました。
さらに有線接続ということで無線の場合より安定した通信が可能になります。2.0以降の規格では電源供給機能も兼ね備えていて、さらに便利さがアップしています。
ただ、無線と比べたらケーブルの存在がうっとうしい場合もあるかもしれません。
BluetoothとUSB マウスを選ぶならどっち?
マウスを選ぶとすればBluetoothとUSBのどちらを選んだらよいのでしょうか。
まず、Bluetoothマウスは無線接続タイプであるためケーブルやレシーバー不要で、10m近い距離まで通信が可能です。その反面、通信が不安定になる可能性もあり、電池切れ・充電切れにも注意が必要です。さらに電池内臓式の場合は重量が大きくなります。また、上述しましたが、最初の接続の際ペアリングという設定が必要です。
次に、USBマウスはケーブルによる有線接続のため安定した通信を維持できることが強みですが、周辺機器が複数ある場合などは特にケーブルの存在がうっとうしいかもしれません。
マウスの読み取りセンサーについて
さて、マウスを選ぶ際に、これまで述べてきたBluetoothとUSBの特色を踏まえた上で、使用形態などに応じて有線接続マウスか、無線接続マウスかを決める必要があります。
その上でさらに、いくつかの機能を確認することで、自分にぴったりの快適マウスに迫っていきましょう。 マウスの大事な機能のひとつ、読み取りセンサーについてみてみましょう。
まず赤色LEDを利用した光学式タイプは、以前のボール式マウスと違ってセンサー部分の掃除が不要になるなど使いやすくなりました。ただ光沢面での動作が苦手なのでマウスパッドがあった方がよいでしょう。
次に光学式より高精度・高機能のレザー式はある程度の反射面・凹凸面でも動作する反面、価格は高です。
ブルーLED式タイプは青色LEDを使ったタイプで、光沢面や布の上などあらゆるところで使用可能です。
IRセンサー式タイプは赤外線LEDを使うタイプで、省電力に特化されています。電池1本でも長持ちするため無線での使用に適しています。
機能や用途に応じて選ぶマウス
形状の観点から見ていくと、通常タイプ・指先でボールを回転させるトラックボールタイプ・収納を重視した薄型タイプ・手の形状など人間工学によるデザインのエルゴノミクスタイプなどに分けられます。
さらに、カチカチ音がない静音式タイプ、省電力設計タイプなどもあります。
機能面では、DPI・CPIと表される読み取り解像度で分けることができます。数値が高いほど反応速度も速くなります。また、解像度の切り替えができるタイプもあります。
画面を縦・横自由に移動できるチルトホイール機能や、多くの操作をボタンに割り当てた多ボタン式など、作業効率を向上させるための様々な機能がマウスに搭載されています。
幅広い選択肢の中からぜひ自分だけのベストチョイスに挑戦してみてください。
お気に入りのマウスが故障したら?
念入りな検討の末に選んだマウスが故障したら、どうしたらよいでしょうか。マウスだけでなく、パソコンやその周辺機器全般にわたって不具合が発覚したら、どうしたらよいでしょうか。毎日頻繁に使うものだから一刻の猶予もならないということで、新規購入しかないということになるのでしょうか。
ちょっと待ってください。その前にぜひ「クラピタル」という名前を思い出してみてください。パソコン関連機器に関して、責任をもってリーズナブルな料金での早期修理を行っています。
せっかくの愛用の機器が廃棄処分になることももったいないことですが、また最初から新しい機器の設定をやり直すのも気が重いです。
そんなときは「クラピタル」にご相談ください。「捨てなくてよかった。」「相談してみてよかった。」と満足いただける結果を提供いたします。
BluetoothとUSB マウス 最適な組み合わせを目指して!(まとめ)
無線方式のBluetoothマウスと有線方式のUSBマウス、それぞれに多種多様な機能や特徴があり、選択するときは幅広い選択肢のなかから、自分の必要や好みに応じた的確な選択の手中が必要です。長く愛用するものですから慎重な検討をお勧めします。
そしてまさかの故障や不具合の際は、すぐに廃棄・新規購入ではなく、その前にパソコン関連機器の修理の専門家のお店「クラピタル」を思い出していただいて、ぜひ一度、質問・相談を投げかけてみてください。