失敗しない!無線USBキーボードの選び方をご紹介

失敗しない!無線USBキーボードの選び方をご紹介

パソコンを操作するときに欠かせない機器の1つがキーボードです。会社や学校で毎日のように使うキーボードですが、多くの人が会社や学校のものをそのまま使っているのではないでしょうか。

もちろん、会社や学校の備品なので、そのまま使っても良いのですが誰がいつどんな状態で使ったのか分からないキーボード…ちょっと使うのをためらってしまうことはありませんか?また、少々反応の悪いキーがあっても我慢して使っている人もいるでしょう。

仕事や勉強で毎日パソコンを使うのであれば、自分専用の無線USBキーボードの購入することをおすすめします。無線USBキーボードは持ち運びに便利なのはもちろんのこと、USBレシーバーをパソコン本体に差し込めば、パソコンから多少離れた場所でもキーボードの操作をすることができます。

また、使い心地の良いキーボードを選んで、毎日メンテナンスをすることで、作業効率アップや疲労軽減さらに健康維持まで期待できるのです。

ここでは近年、キーボードの主流になりつつある無線USBキーボードのメリット・デメリットとその機能、そして選び方についてご紹介します。

有線・無線キーボードのメリットデメリット

文字を打つのに必要なキーボードはパソコンを操作するうえで欠かせない機器の1つですよね。キーボードの種類は有線キーボードと無線キーボードの2種類あり、どちらにもメリット・デメリットがあります。ここでは、有線・無線キーボードのメリットデメリット、初心者の方はどちらを使用した方がいいのかについてご紹介します。

有線キーボードのメリット

有線キーボードのメリット

有線キーボードのメリットは以下の3つになります。

● 電池交換、バッテリー切れの心配なし
● キーボードの動作が安定している
● 無線キーボードよりも価格が安い

有線キーボードの1番のメリットは、電池交換やバッテリー切れの心配がないことです。有線キーボードはパソコン本体とキーボードがコードで接続されているので、常に給電されます。そのため、電池交換や充電の手間なくキーボードを操作することができます。

また、無線キーボードよりも価格がリーズナブルなところも魅力です。有線で安くなった分、より使いやすくより機能的なキーボードを選ぶことができますね。

有線キーボードのデメリット

有線キーボードのデメリットは以下の3つになります。

● コードの長さが限られている
● 扱いが雑だとコードが断裂する
● コードが絡まりやすい

有線キーボードの1番のデメリットは、コードの長さが限られていることです。基本的にパソコン本体が置かれている机と同じ場所でしか作業ができません。
また、キーボードは場所を取るため、同じ机の上に資料や本を載せて作業するのは難しいでしょう。資料や本を読みながら作業をすることが多い学生やサラリーマンの方は不便を感じることもあるのではないでしょうか。また、コードが絡まりやすく、解くのにストレスを感じてしまうのも有線キーボードのデメリットです。

無線キーボードとは?

無線キーボードとは?

無線キーボードとは、パソコン本体とキーボードを電波でつないで操作するキーボードのことを言います。無線キーボードの接続方法は2種類あります。

まず1つ目がパソコン本体にUSBレシーバーと呼ばれる機器を取り付けて、キーボードの電波を読み取って操作をする接続方法になります。USBポートのあるパソコンであれば使用することができる手軽さが魅力的な無線キーボードです。

2つ目がタブレットやスマートフォンでも利用されている「Bluetooth(ブルートゥース)」を使った接続方法になります。
この接続方法を使うと、USBレシーバーなしでキーボードを操作することができます。Bluetoothキーボードを使うには、キーボードをパソコンに認識させるための作業が必要になります。慣れれば簡単なのですが、初めて無線キーボードを購入する人にとっては少々、面倒に感じるかもしれません。

今回は手軽に使用できるUSBレシーバーを取り付けるだけで、キーボードを操作することができる無線USBキーボードに焦点をあてて、メリット・デメリットをご紹介します。

無線USBキーボードのメリット

無線USBキーボードのメリットは以下の3つになります。

● コードがないため机周りがスッキリする
● パソコンから多少離れていても操作できる
● コードが断裂して使用できなくなる心配がない

無線USBキーボードの1番のメリットは、コードレスですよね。コードが絡まる心配もありませんし、机周りがすっきりするので、掃除も簡単にできますよ。
また、無線USBキーボードはパソコン本体から約10メートル離れていても操作することができます。なので先ほど、有線キーボードのデメリットで例を出しましたが、パソコン本体が置いてある机に資料や本を乗せて、キーボードは別の机もしくは膝の上で操作するようなことも可能です。

さらに、コードが断裂してキーボード自体使えなくなる心配もありません。コードが断裂することってある?と思われるかもしれませんが、犬や猫、ハムスターなどの動物を飼っている方、赤ちゃんのいるご家庭は、常にコードを噛みちぎられる心配があります。赤ちゃんの場合は、コードを引っ張ってダメにしてしまう恐れもありますね。
ちなみに我が家の猫は有線マウスのコードを噛みちぎってマウスを2つダメにした過去があります。

無線USBキーボードのデメリット

無線USBキーボードのデメリットは以下の3つになります。

● 電池・充電切れがある
● マウス動作に遅れが生じる
● USBレシーバーを失くすと操作できない

無線USBキーボードの1番のデメリットは電池交換・充電切れがあることです。電池交換の頻度は数か月~半年に1回とそれほど多くはありません。
ですが、電池式の場合はキーボードが故障するまで乾電池のコストがかかります。充電式の場合、電池代のコストはかかりませんが、充電を忘れてしまうと数時間キーボードが使えなくなります。

また、電池・充電が切れる前は電波がUSBレシーバーに届きにくくなり、キーボード操作に遅れが生じます。仕事や勉強などで資料作りをしている際に、キーボード操作が不安定になるとストレスを感じてしまいますよね。
その点有線キーボードは電池交換・充電の手間がなく、キーボード操作が常に安定しているので、安心して使うことができます。

初めてキーボードを購入する人は有線・無線どちらを選ぶべき?

キーボードは有線・無線どちらもメリット・デメリットがありますが、初めてキーボードを購入するのであれば、無線USBキーボードの購入をおすすめします。

もちろん有線でも良いのですが、恐らく多くの会社や学校で使用されているキーボードやマウスは有線でしょう。マウスもキーボードも有線、さらにパソコン本体とデスクトップを接続するコードも剥き出しとなると、コード同士が絡まってしまう可能性は高いでしょう。

また、自宅とは違い会社や学校では、本や資料を見ながらパソコンを使用することが多く、それらを広げてキーボードを操作するとなると、どうしてもコードが煩わしくなります。デスク回りをスッキリさせ、作業効率を良くするためにも、初心者の方は無線USBキーボードを選ぶと良いでしょう。

無線USBキーボードの選び方

無線USBキーボードの種類や価格は様々で、安価なもので1000円から、高価なものになると10,000円以上するものもあります。高価な無線USBキーボードはそれだけ機能が充実していたり、キーの耐久性が強かったりと、機能や性能が高いものが多いです。

ですが、無線USBキーボードを初めて購入する人が高性能で多機能なキーボードを購入しても使いこなすのは難しいでしょう。ここでは初めて無線USBキーボードを購入する人が、知っておきたいキーボードの選び方をご紹介します。

1.キーピッチの違いで選ぶ

横並びになった2つのキーの間隔のことをキーピッチと言います。一般的なサイズ―会社や学校、デスクトップPCに最初から付いているキーピッチは19㎜で、「フルサイズキーボード」と呼ばれます。初めて無線USBキーボードを購入する人は、使い慣れたフルサイズキーボードを選ぶようにしましょう。

その他にも、キーピッチが15㎜前後のコンパクトなキーボードがあります。手のサイズが小さい女性の方やキーボードを持ち運びしたい方はこちらを選ぶのも良いかもしれませんね。

2.キーの読み取り構造で選ぶ

キーの読み取り構造は以下の3種類になります。

● メンブレン方式
● パンダグラフ方式
● メカニカル方式

キーの読み取り構造の違いによって、キーを押したときの深さであるキーストロークやキーを押したときの感覚である打鍵感、キーを打った時の音である打鍵音が変わってきます。

ここでは、それぞれのキーの読み取り構造とその特徴についてまとめました。

メンブレン方式

メンブレン方式

メンブレン方式は、最も一般的なキー構造で、上下2枚の接点シートがキーを押すことで触れ合い読み取りを行うという簡単な構造で作られています。そのため、多くのメーカーで採用され種類も豊富、リーズナブルな値段で購入することができます。

メンブレン方式のキーボードの特徴

・キーストロークが深めなので打鍵感が心地いい
・キーの中央部を押さないと読み取りが悪い
・キーを押したときの反発力が強いため長時間使用すると指が疲れる

パンダグラフ方式

パンダグラフ方式

パンダグラフ方式は、ノートパソコンで使用されることの多いキー構造になります。キーの裏側にパンダグラフと呼ばれる部品が付いており、浅いキーストロークでキーを打つことができます。

パンダグラフ方式のキーボードの特徴

・キーストロークが浅く打鍵感が軽快
・キーの端っこを押しても読み取りできる
・メンブレン方式よりも反発力が弱く、長時間の使用にもおすすめ

メカニカル方式

メカニカル方式は、キー1つ1つが独立しているキー構造になります。そのため、もしキーの1つに不具合が起きてしまっても、キー1つを交換すれば引き続き使用することができます。

また、メカニカルキーボードはキーの取り外しが可能なことから、キーのカスタマイズもできます。メカニカルキーボードのキーは素材によって軸の色が異なり、使い心地や打鍵感にも差がでます。

軸の種類の特徴を以下にまとめました。

青軸

・クリック感を大きく感じられる打鍵感
・カチッ・カチッという打鍵音が特徴
・キーの反発力が強い

赤軸

・ソフトタッチで柔らかい打鍵感
・打鍵音が小さく静かな場所での使用にもおすすめ
・3つの種類の中で最もキーの反発力が軽い

茶軸

・青軸と赤軸の中間となるタイプ
・適度なクリック感とキーの反発力が特徴

メカニカルキーボードは、カスタマイズができたり長持ちしたりとメリットが多いキーボードですが、価格も高いため購入する際は自分に合ったものを選んで購入することをおすすめします。

防水性能で選ぶ

コーヒーや飲み物を飲みながらパソコンを操作していた時、誤ってこぼしてしまいキーボードをダメにしてしまった経験がある人って意外と多いのではないでしょうか。どんなに気を付けていても、キーボードやノートパソコンの上に飲み物を落としてしまう人はいます。
私も先日、ノートパソコンの上に少量のコーヒーをこぼしてしまい、焦りました。幸い大事には至りませんでしたが、今でもノートパソコンに変な動きはないか恐る恐る使っています。

私のようなうっかりさんは、万が一、飲み物をこぼしても故障しない防水性能のあるキーボードを選びましょう。防水性能のあるキーボードには、キーボードの中に入った液体が本体から簡単に排出できるものからキーボードを丸洗いできるものまで様々あります。

キーボード購入の際は、予算を検討しながら、防水性能の高いものを購入するのをおすすめします。

長く使うために知っておきたい無線USBキーボードの手入れ方法

無線USBキーボードの寿命は扱い方にもよりますが、長くて3年と言われています。それは、キーボードの不具合はもちろんのこと、キーボードから電波を受け取るUSBレシーバーの不具合によって使えなくなる可能性があるからです。

例えリーズナブルな値段でキーボードを購入したとはいえ、できるだけ長く使いたいですよね。ここでは、無線USBキーボードを長く使うためのお手入れ方法をご紹介します。

キーボードの掃除方法

パソコンを使いながら、お菓子やご飯を食べたりすることってないですか?どんなに食べ方に気を付けていても、知らない間に食べかすがキーの隙間に入ってしまうことも多々あります。また、きれいな手で毎日パソコンを操作していても、キーは手の皮脂で汚れていきます。

イギリスの雑誌編集部では、部内のパソコン33台のキーボードの衛生状態を専門機関に調査してもらったところ、4台は健康被害を及ぼすほど汚れていることが分かったそうです。さらに4台うち1台は、なんとトイレの便座の約5倍の雑菌が検出されたとのこと、これは恐ろしい結果ですね。

あなたのキーボードが雑菌の巣にならないよう、定期的にキーボードの掃除をしましょう。

《キーボードの掃除方法》
1. キーボードの表面のホコリをクリーニングブラシなどで落とす
2. キーの隙間にあるホコリや髪の毛、食べかすなどをエアダスターで掻きだす
3. 除菌できるウエットティッシュで皮脂汚れや小さなゴミをふき取る

意外と簡単ですよね。上級者になると、キーボードのボタンを全て外してキーを全部洗った後、再度キーを付け直すという掃除方法をする人もいます。ですが、初心者の方はキーを外す際に、力を入れ過ぎてキーを破損したり入力を読み取るための部品が壊れてしまったりする可能性もゼロではありません。

キーボードの汚れが気になる方は、この掃除方法を頻繁に行うといつも綺麗なキーボードを長く使うことができますよ。

キーボードを清潔に保つコツやメンテナンス

定期的な掃除だけでなく、毎日のちょっとしたメンテナンスでキーボードを清潔に保つことができます。ここでは、キーボードを使い終わった後にしておきたい簡単なメンテナンスをご紹介します。

キーボードを使った後は柔らかい布で優しく拭く

仕事や勉強が終わった後、パソコンの電源を切ってすぐに家に帰りたくなる気持ちも分かりますが、ちょっと待ってください!今日1日ともに頑張ったキーボードも労ってあげましょう。

労うと言っても一緒に飲みに行ったり肩をもんだりとかそういうことではありません。除菌できるウェットティッシュや柔らかい布で優しくキーボードを拭いてあげるだけです。キーボードを拭くことで、キーボードに付いた皮脂汚れや小さなホコリを落とすことができます。

キーボードを使わない時はカバーを被せておく

キーボードのホコリやゴミを拭き取ったら、キーボードにカバーを被せておきましょう。空気中には、目に見えないホコリや雑菌が舞っています。せっかく、綺麗にしたキーボードもカバーをかけなければ微量ですがホコリやゴミが付いてしまいます。

カバーを被せておくことで翌日も綺麗なキーボードで1日をスタートさせることができますよ。なお、キーボードの専用カバーがない場合は、キーボードサイズの柔らかい布を被せるだけでもOKです。

まとめ

初めて無線USBキーボードを購入する人が失敗しない選び方のポイントを以下にまとめました。

● 値段で選ぶならば、読取構造がシンプルなメンブレン方式がリーズナブルで種類も豊富
● 柔らかいキーストロークで長時間キーボードを操作するならパンダグラフ方式がおすすめ
● キーボードを自分好みにアレンジしたい、長く愛用したいならメカニカル方式がおすすめ
● 初めてキーボードを購入するならばフルサイズキーボード、持ち運びや手が小さい人はキーピッチが15㎜程度のキーボードがおすすめ
● キーボードに飲み物を零す恐れがあるので防水性能があるものを選ぶと安心

これをあらかじめ知っておけば、自分に合った使い心地の良い無線USBキーボードを見つけることができるでしょう。

キーボードは毎日使うツールの1つなので、自分で購入しておいて損はありません。また、清潔に長く使うためにも、購入したら定期的な掃除や毎日の手入れを忘れないようにしてくださいね。

※記事内の商品価格は弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

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