パソコンが故障!?至急チェックするべきポイントと故障原因の直し方

パソコンが故障!?至急チェックするべきポイントと故障原因の直し方

パソコンの電源が入らない!電源は入ったけれどその先に進まない!そんなトラブルに遭ってしまった方へ、この記事ではとにかく早急にパソコンを修理する方法をお伝えします。

昨日まで普通に使えていたパソコンが今日になって急に起動しなくなったというトラブルは、パソコントラブルの中でもよく起こっています。しかも動かなくなってしまう原因は多岐にわたり、解決は一筋縄ではいきません。CPUに原因があるのか?HDDが損傷しているのか?MBR異常か?オペレーティングシステムを読み込めないのか?電源ユニットやマザーボードの故障か?メモリや電源の容量不足か?様々な電子パーツが組み合わさって作られているパソコンだからこそ、原因の究明が難しいのです。

これほどまでに普及したパソコンですが、毎日のように使う方でもパソコンの内部にまで精通した人は少ないです。プロからしたらちょっとしたトラブルでも多くの方にとっては何が起きているのかわからず、パニックになってしまいます。なんとか修理をしようと試行錯誤するなかで操作を誤ると、より悪化してしまったりデータが消えてしまったりします。基本的にパソコンの作りや仕組みについてよく知らない方が、故障原因を見つけて修理することは非常に難易度が高いことだと考えておいてください。

それでも、急に動かなくなってしまったら仕事にも支障をきたしますし、プライベートの使用でも利便性を大きく損なってしまいますので早急に解決したいですよね。パソコンの故障原因は、基本的に「システムの不具合」「ソフトの不具合」「機器の不具合」の3つに大別されます。まずは現在の症状をチェックして、最低限取るべき行動を取って回復を試みましょう。

パソコンが故障した!?そんな時にやってはいけないこと

まずは、パソコンが動かないときにやってしまいがちなNG行動をお伝えします。思い通りに動かないことで慌てたりイラっとしたりしてしまいますが、以下の行動はやってはいけません。症状をより悪化し、最悪の場合データが消えてしまったり新たな損傷を生んでしまいますから気を付けてください。

パソコンやキーボードを叩く

昔はテレビやモニターを叩くことで直るという考え方がありましたが、狭いスペースに精密機械を寄せ集めて作られるパソコンに衝撃を与えることは完全に間違った対応です。イライラするとキーボードを必要以上に叩く人も見かけますが、パソコンにとってダメージを与える行動でしかないので絶対にしてはいけません。

電源ボタンを連打する

電源が付かない、パソコンが固まって動かないといった時にやってしまいがちなのが、電源ボタンを何度も押してしまうことです。これも上記と同じく物理的なダメージを与えるとともに、正しい終了方法ではないためシステムや重要なデータを壊してしまう危険性もあります。強制終了はトラブルが起きたときの最終手段です。安易にやりすぎないようにしましょう。

コンセントを激しく抜き差しする

パソコンの調子が悪いときには電源アダプタの抜き差しをすることで、後ほど説明する「放電」の効果があり、症状が直る場合もあります。ですが、力任せに抜き差ししてはいけません。パソコンが動かないときはどうしても多くの方がイライラしてしまいます。必要以上に力が入ってしまっていますので、コンセントの抜き方も荒くなってしまう方も見受けられます。ですが、直接電気を通しているコンセントは人体にも危険を及ぼします。冷静に対処して二次災害を生まないようにしましょう。

すぐにメーカーや修理業者に電話する

「故障した!動かない!今すぐ直さないと!」と慌ててしまう気持ちはよくわかります。パソコンは、それがないと業務にも日常にも支障をきたしてしまうぐらい私たちには欠かせないものです。

とは言え、すぐにメーカーや修理業者に電話するのは待ってください。まずは症状の確認と最低限やってみるべきことのチェックをすべきです。すぐに電話をしたとしても結局は現在の状況を聞かれます。「とにかく動かない!」という伝え方では業者側も状況を把握できず適切な方法を取れず結果的に必要以上の時間がかかってしまうこともあります。

また修理となった場合は、メーカー保証期間内であっても有償の修理になることはよくあることです。メーカーの修理費用は高めの設定になっていることが多いので、修理予算も考えておいた方がいいでしょう。長年使ってきたパソコンであればいろいろなパーツの消耗があるので、新品を買った方がいいときもあるかもしれません。

メーカー修理となった場合に、もう一点忘れてはいけないポイントがあります。それは多くの場合で「パソコンが出荷状態に戻されてしまう」ということです。アプリケーションやデータが全て消えるということです。故障した時点でそうしたデータが損傷している可能性もありますが、データを復旧させる方法はいくつかあります。しかしメーカー修理ではデータ復旧を行ってくれるところは少なく、基本的に初期化された状態での返品となります。

慌てて修理に出したことで思わぬトラブルになることもありますので、すぐに修理に出すのではなくそうしたことも気を付けなければなりません。

パソコンの電源が入らないときの原因確認と直し方

それでは実際の症状別に、原因とチェックすべきポイントをお伝えします。

電源スイッチを押しても全く起動しないという場合は電力供給に問題がある可能性があります。パワーランプの点灯も確認できず、ファンが回る音もしないようであればパソコンに電気が通ってきていないということです。 ACアダプタがコンセント側と本体側どちらもきちんと挿入されているか確認してください。中のコードが見えてしまっている場合は断線による電気不通の可能性もあります。

そこに問題がないようであれば、周辺機器をすべて外してからコンセントを抜き、2.3分置いてから電源スイッチをカチカチと押してみてください。ノートパソコンの場合はバッテリーも外した状態で行います。 その後、コンセントを再度差し込み電源スイッチを押します。ノートパソコンをお使いの方はバッテリーを付けなおしてからコンセントを挿し電源を入れます。これにより本体の帯電を放電できます。帯電によるトラブルも多いので、この方法で改善されることもあります。

これで解決しなければ、HDDの不具合や電源ユニット、マザーボードの破損やOSの損傷や機能不良といった、より複雑な原因になりますので業者への相談をおすすめします。

電源は入るけれど進まないときの原因確認と直し方

電源が入りパワーランプの点灯が確認できる。しかしウインドウズマークが表示されずデスクトップ画面にいかない。そういった症状であればシステムや周辺機器の読み込みエラー、または損傷の可能性があります。

電源スイッチを入れてからデスクトップ画面に行くまでにパソコンは様々な情報を読み込みます。まずシステムファイル、次にウインドウズOS、そして各種アプリケーションや接続機器の読み込みといった流れがあります。その中のどこかでエラーやデータ破損があった場合に正常な起動が出来ず、デスクトップ画面が表示されないという事態になるのです。

こうしたデータの多くはHDDに保存されています。HDDは高速回転で読み書きをするため、年数を経ると消耗していきます。使用頻度にもよりますが3年から5年での交換が推奨されており、このHDDが寿命を迎えるとデータの読み込みや書き込みでエラーが生じやすくなります。その結果、パソコンが正常に起動出来なくなります。パソコンの電源は入るが進まないといった場合、このHDD内のデータ損傷やエラーが原因の場合が多いです。

また、画面にカーソルだけが表示される場合はHDDではなく、グラフィックボードの損傷が原因といった場合もあります。さらに、マザーボードやメモリといった他のパーツが原因の場合もあります。様々なパーツやファイルで構成されているからこそ、不具合の原因も多岐に渡るのです。

電源を入れたあと、どの部分でエラーが出ているのかを判断できれば、それに応じたシステム修復を行うことで直すことが出来ます。しかし、どこが異常かを解明するのは素人にはなかなか難しい作業です。操作を誤ると、HDD内のデータを消してしまう場合もあるので自分で直す場合には十分注意が必要です。

システム修復はパソコンのセーフモードを立ち上げ、テスターでのエラーチェックやトラブルシューティングツールを使って行います。そこから先は自己責任で慎重に行う必要があります。

画面が固まったまま動かないときの原因確認と直し方

パソコンが操作中に固まってしまう症状、いわゆるフリーズ現象というのは非常によくあるトラブルの1つです。こういった場合には無理やり電源を落としたりコンセントを抜いたりしてはいけません。 多くの場合、途中で動かなくなるのは読み込み中や処理中である場合が多いです。画面は止まっていても、アクセスランプが点滅しているのを確認できるかと思います。強制終了してしまうと異常終了になってしまい、データが破損してしまう可能性があります。

まずは少し時間を置いてみて、それでも動かない場合は右上の×ボタンを押して閉じるか、下のタスクバーの使用アプリのロゴを右クリックし「ウインドウを閉じる」を押してみてください。いったん終了して再起動することで通常通り動く場合も多いです。

それでも起動しない場合はタスクマネージャーを起動します。タスクマネージャーは「ctrl+alt+delete」の同時押しで開きます。そして「応答なし」となっているタスクを右クリックし、「タスク終了」をクリックします。これにより固まってしまったアプリケーションは終了させることが出来ます。

再起動や強制終了は最終手段です。データ破損の恐れも大きいので、まずはウインドウを閉じるかタスクを終了させてください。また、こうした画面が固まってしまう原因は、メモリ不足やHDDの寿命が近い前兆かもしれません。頻繁に固まってしまう場合は、パーツの交換によりパソコンの性能が上がり改善される場合も多くあります。フリーズが気になる場合はパーツ換装も考えてみて下さい。

電源が勝手に落ちてしまうときの原因確認と直し方

パソコンの使用中にいきなりパソコンの電源が落ちてしまう。そういった症状の場合も考えられる原因はいくつかあります。

1つはオーバーヒートです。3Dゲームなどパソコンに負荷の大きいアプリケーションを使う場合、熱が上がりすぎてダウンしてしまうことがあるのです。オーバーヒートの場合、今より高いスペックにパーツ換装する必要があるかもしれませんが、まずは熱を冷ますためのファンが正常に回っているか、埃が詰まっていないかなど確認しましょう。

2つ目に、電源自体の容量不足が考えられます。電力消費の大きいパーツや外付けHDDのような周辺機器を付けすぎることで使用電力が大きくなり、電源が落ちてしまうことがあります。急に電源が落ちてしまう場合は電力の問題が大きいので、対処法としては接続機器を減らし電力消費を大きくしすぎないことが重要です。そして、入ってくる電力自体を多くするためにもタコ足配線などはやめるようにしましょう。

他にも、配線の接触不良や断線も実際の症例として挙がっています。そういったところの確認もしてみましょう。

インターネット(Wi-Fi)が繋がらないときの原因確認と直し方

インターネットを繋いでの使用が当たり前になった現在、ネットに繋がらないというトラブルは、パソコンが起動しないことや固まってしまうことと同じくらい頻度の高いトラブルとなっています。

無線Wi-Fiによるネット接続も多くなりましたが、無線の場合は急にWi-Fiから追い出されることもあります。Wi-Fiの周波数2.4GHzを使っている場合、同じ2.4GHzの電子レンジを使うことで電波が遮られ、一時的にWi-Fiから追い出されることもあるのです。こうした一時的な問題は時間が経てば戻ることが多いですが、あまり頻発するようでしたらWi-Fiの親機の電源を切ってコンセントを抜き、10分程経ってから電源を入れ直してみてください。再起動により正常に戻る場合も多くあります。

ネット通信はこちら側の問題だけでなく、プロバイダ側の障害によって繋がらない場合もあります。プロバイダのメンテナンス中はインターネットに繋がらないのでそうしたお知らせが来たときには気を付けておく必要があります。

パソコンの故障を至急修理する方法

パソコンの故障原因は、システム、OS、周辺機器の不具合など様々で、自分のパソコンがどういった状態で故障しているのかを確認することは初心者にとってなかなか難しいです。ですが、日常のツールとして重要な役割を持つパソコンが使えないと非常に不便ですし、データが壊れていないかも心配です。

自分での対処が難しいと感じたら、業者による修理を考えてみてください。修理方法はメーカーや販売店に状況を伝えて修理依頼をするか、パソコンの修理専門業者に依頼する形となります。

メーカー修理だと、工場に送って修理する流れとなりますので基本的に日数がかかり、使用できない期間があります。また、保証期間内でも有償修理のところは多いですし、先述したように出荷状態に戻されて返ってきますのでデータのバックアップや外付けHDDへの移動をしていないとファイルやアプリケーションは消えてしまいます。正規修理ではありますが、いろいろとデメリットが多いなというのが個人的な感想です。

「すぐ見てくれてその場で直してほしい。」という場合には修理専門業者の無料修理相談をしてみてください。24時間いつでも対応していて都合のいいときに来てくれますし、その場で修理なので預ける期間もなく、修理費用もメーカーと比べて割安の場合が多いです。 また、要望を伝えれば可能な限りデータのバックアップを取ってからの修復修理を行ってくれますので、メーカー修理のように出荷状態になることもありません。 すぐに修理してくれて今まで通り使える可能性はメーカー修理よりも断然大きくなります。

今すぐ直したいという方は、最低限チェックすべきポイントを確認してみて、それでもダメであれば修理専門業者へ依頼してみてください。

※記事内の商品価格は弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

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