富士通でパソコンを購入!知っておきたいポイントは?
パソコンを購入するときにポイントとすることは多くありますが、その中の1つがメーカーです。
ここでは、国産のパソコンメーカーの1つである富士通について、どの様な特徴を持っているのかを紹介します。
富士通の会社の特徴、販売しているパソコンの特徴、そしてパソコン関連のサポートについてピックアップします。
富士通ってどんな会社?
まずは、富士通がどの様な会社なのかについて簡単に紹介します。
富士通が設立されたのは1923年のことで、戦前からある企業の1つです。
元々はドイツの電機メーカーであるシーメンス社と、古河グループによって設立された会社で、はじめは「富士電機製造株式会社」という名前でした。
この当時はまだパソコンが普及しているわけではなく、主に発電機と電動機の開発を中心として行う会社でした。
その後、1935年になると電話関連の業務を独立させた「富士通信機製造株式会社」となり、こちらが発展していくことによって現在の「富士通」の形を取っています。
資本的に独立し、富士通という名前になったのは1967年のことですが、歴史はさらに長い会社であることが分かります。
そんな富士通が開発に携わってきた大きな事業の1つとして、2011年時点で世界最高の処理速度を誇ったスーパーコンピューター「京」の開発がありました。
理化学研究所との共同開発という形ではありましたが、これによって富士通の技術力は国内だけではなく国外に対しても広く知られるようになっています。
グローバルカンパニーとしての強みを見せるようになり、現在では世界の100カ国以上でビジネスを展開する会社となりました。
主となる開発業務はもちろんのこと、スポーツなどにも力を入れており、特にバレーボール男子部は国内で35回ものタイトルを獲得しているほどです。
富士通のデスクトップパソコンの特徴
富士通はデスクトップパソコンのシリーズ「ESPRIMO」を展開しています。
このESPRIMOにはFHとDHという2つのバリエーションがあり、それぞれ違った特徴を持っています。
ESPRIMO FH
ESPRIOMO FHは、パソコン本体と液晶モニターが一体となっているタイプのデスクトップパソコンです。
以下の様なポイントに特徴があるので、それぞれがどのようなものなのかを紹介します。
・ディスプレイ
・スピーカー
・ユーザビリティ
ディスプレイ
ESPRIMO FHでは27型ワイドモニターと、23.8型ワイドモニターの2つのディスプレイが用意されています。
両方に共通しているのは、「4辺狭額大画面」という設計が取られている点です。
これは文字通り、ディスプレイの辺に当たる部分、額縁のようになっている部分をできるだけ狭い範囲にすることによって、画面が大きく見えるようにしているものです。
また、富士通の技術として、これらのディスプレイには「ローヘイズ液晶」という液晶が使用されています。
このローヘイズ液晶というのは、光沢感を高めつつ、反射を低くすることによってストレスなく美麗な映像を描写できるようにした技術です。
ディスプレイの反射が高いと環境の光による影響を受けやすくなりますが、ローヘイズ液晶ではそれを受けにくくなっているため、より環境に左右されずに楽しめるようになっています。
27型ワイドモニターでは4K画質にも対応しており、より高画質で楽しめるようになっています。
スピーカー
ESPRIMO FHのスピーカーは、オーディオメーカーであるPioneerと共同開発された大容量の2.1chスピーカーが採用されています。
ハイレゾという高音質に対応したスピーカーであるため、ノイズを少なく、かつ音源の音を十分に楽しめるような音が再現できるようになっています。
ユーザビリティ
ESPRIMO FHはユーザビリティをより向上させるために、省サイズ化の取り組みを行っています。
特に置き場所に影響を与えることになる奥行きについてはできるだけスペースを節約できるようにモデルの改善が行われています。
現在では170mmほどの奥行きがあれば設置できるようになりました。
ESPRIMO WF2/C3
このモデルは2018年11月に販売が開始されたモデルです。
性能は幅広くカスタマイズができるようになっており、どの程度のスペックを要求するのかによって自分で選択することができます。
ESPRIMO DH
ESPRIMO DHは、ディスプレイと本体が分離されているタイプのデスクトップパソコンです。
以下の3つのタイプがあるため、タイプごとに特徴を紹介します。
・省スペース型
・ミニタワー型
・コンパクト分離型
省スペース型
省スペース型は、文字通り狭いスペースでも設置できるように小さめのケースを使用しているのが特徴です。
ESPRIMO DH WD2/D1では、設置台を含まない外形寸法が89mm×343mm×332mmとかなり狭い場所でも設置できるようになっています。
ミニタワー型
ミニタワー型は、省スペース型よりも一回り大きく、その分ハイスペックを要求されるゲームなどに対応できるような性能を搭載しやすくなっているモデルです。
一回り大きいと言っても、ESPRIMO DH ED-G/D1では、縦置き時で180mm×304mm×375mmと、極端に大きいわけではありません。
コンパクト分離型
コンパクト分離型は、本体ケースをできるだけ小さく設計し、求められる機能を詰め込むという設計思想で作られているモデルです。
ESPRIMO DH ED1/C2では、55mm×191mm×186mmという省スペース化に成功しており、ノートパソコンと比較してみても特別場所を取らない作りです。
富士通のノートパソコンの特徴
富士通のノートパソコンとしては、大画面を特徴としているAHシリーズと、軽量化を特徴としているUHシリーズに強みがあります。
AHシリーズ
AHシリーズは「家族皆で」使用できることを目指し、大きなディスプレイで使用できるように造られています。
オプションを幅広い範囲から選べるようになっているため、動画制作ソフトや3Dゲームなどの高い性能を要求するために使用したい方にも対応できます。
狭額縁液晶ディスプレイを採用していることでモニターをより大きく見ることができ、ONKYOとの共同開発のスピーカーにより音を楽しむこともできます。
他シリーズに比べて大きい、15.6型ワイドモニターが特徴です。
UHシリーズ
UHシリーズは、パソコンを持ち歩くことを目的に、軽量化を主眼においているシリーズです。
特筆するべきはその重量で、モデルの中で最も軽量なものは698gという重量となっています。これは13.3型ワイドモニターを採用しているノートパソコンの中では、世界最軽量です。(2018年10月時点)
さらに、外で使用するためにバッテリーも長持ちするように設計されており、11.5時間から24時間稼働できる大容量のものが使用されています。
富士通のパソコン関連のサポート
富士通はパソコンに関するサポートも手広く行っており、ニーズに応じて様々なサポートを選ぶことができます。
ここでは、使用できるサポートから、多くの人にとって使用できるものをピックアップして紹介します。
・セットアップサービス
・パソコン修理便サービス
セットアップサービス
パソコンを購入したいと思っているものの、そもそも使用できる状態にできるのか? と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
そういったパソコンについての知識があまりないという方に向けて展開されているのが、セットアップサービスです。
パソコンを購入したお客様がすぐにパソコンが使用できるように以下のようなサポートが利用できます。
・パソコンの設置
・インターネットへの接続
・必要なソフトのインストール
パソコンの設置
パソコンを設置し、使用開始できるようにするためのサポートです。周辺機器の接続などもわからない人にとってはわからないため、これらをサポートしてくれる内容となっています。
インターネットへの接続
購入したパソコンをインターネットに接続できる状態にしてくれるサポートです。接続設定などでわからない部分がある場合に効果的です。
必要なソフトのインストール
表計算ソフトや家計簿ソフトなど、入れて欲しいソフトをインストールしてくれるサポートです。
基本的な使用方法のレッスン
パソコン使用に関する基本的な部分を教えてくれるレッスンサービスです。マウスやキーボードの使い方などの基礎的な部分からレクチャーを受けられます。
パソコン修理便サービス
パソコン修理便サービスは、パソコンの修理が必要となった場合に、自宅までパソコンを引き取りに来てくれるというサービスです。
パソコン修理は梱包して送付するという手間がかかるため通常であれば時間がかかってしまう作業となりますが、自宅まで引き取りに来てくれることでその手間を省くことができます。
富士通のパソコンに関するまとめ
このように、富士通は老舗ということもあり、幅広いパソコンを取り扱っていて、サポート面も充実しています。
初めてパソコンを購入したいという方にも、買い替えをしたいという方にもメリットのあるメーカーです。