中古デスクトップパソコンの入手方法！選び方・注意点を合わせて解説

中古デスクトップパソコンの購入場所

中古のデスクトップパソコンを購入する場所は、
・通販サイト
・オークションサイト
・フリマサイト
が挙げられます。それぞれの特徴を解説するので、好みの方法をお試しください。

中古を取り扱う通販サイト

通販サイトは、新品のパソコンを取り扱うネットショップのこと。なかには新品だけでなく中古のパソコンを扱っている場所もあり、有名な通販サイトなら「パソコン工房」「ドスパラ」が挙げられます。

メリットは、パソコンの取り扱いに関してプロなので中古であっても一定の品質が期待できる点。場所によっては〇ヵ月保証といったサポートもついており、すぐに壊れた場合でも返金・交換・修理などが効く可能性もあり安心できます。

デメリットは、買い手側に関しては特になし。売り手は通販サイトが売りものとして販売するため売価が安くなるデメリットがあるものの、買い手には関係ありません。

中古パソコンに安心感を求める方におすすめです。

競り落とすオークションサイト

オークションサイトは、売り手が決めた値段以上の買いたい意思を表明し、一番高い価格を提示した人がパソコンを手にいれられる場所のこと。

買い手によっては安い価格で出品していることがあり、ハイスペックなデスクトップパソコンがお手頃な値段で手に入れられるのがメリットです。

デメリットは、コスパのよいパソコンにはライバルが多い点。良品は自分以外にも買いたい方がたくさん出てくるため、最終的な落札価格が高くて得しない可能性があります。そのため予算に応じた引き際を決めておくのが重要です。

長期間にわたってサイトに張り込みしていれば運よく高性能で安いものが手に入る可能性があるので、購入を急いでいない方や根気強い方におすすめします。

個人売買に中間業者が入るフリマサイト

フリマサイトは、個人が使っていたデスクトップパソコンが販売されている場所のこと。個人が決めた売価に納得できた場合に購入するだけで手に入れられ、「メルカリ」「ラクマ」などが有名です。

メリットは、良品が安く入手できる可能性があること。売り手がパソコンに詳しくない場合は通常よりも安く販売されることがあり、お得に購入できます。個人売買のため、コメント欄を使って値下げ交渉できるのも魅力です。

デメリットは、自分の知識が足りないとコスパの悪い商品を掴む可能性がある点。良品に関してもコスパがよければ素早く売り切れるので、購入には知識と張り込み時間、意思決定の早さを必要とします。

そのほか、サポートも基本的には付かないのでパソコンの詳しい状態を把握しなければなりません。ある程度の知識があり、手軽に購入したい場合はおすすめです。

中古デスクトップパソコン選びのポイント

中古デスクトップパソコンを選ぶうえで抑えたいポイントについて、解説します。

使用年数

使用年数は、デスクトップパソコンをどれだけ使っていたかという部分。パーツ自体が経年劣化により寿命も近くなるため、中古で購入するにしても最大5年以内程度には収めたいところです。

特にパソコンの設定や時間を記録するための内蔵電池は、5年から7年程度で寿命を迎えるのが一般的。電池交換だけでも10,000円程度かかるので、それだけでメンテナンス費用が上乗せされます。

使用年数が長いほど中古で購入したパソコンの寿命が迎えるまでの時間も短くなるので、長く使いたいなら1年から2年程度しか使っていないようなものを選ぶのがベストです。

使用年数が長いものを選ぶなら、安く購入できることを前提としてください。

保証の有無

保証は、デスクトップパソコンに不良があった場合に修理・返金・交換といったサポートを受けられるもの。基本的には1ヶ月、3ヶ月といった期限付きの保証が付いており、購入後の安心感が得られます。

中古のデスクトップパソコンを購入する場合は、すぐに使えなくなるリスクを考えたら保証があったほうがおすすめ。通販サイトなら基本的についているためよいですが、それ以外の購入方法でも保証に関する交渉をしておくとあとで救済されやすくなります。

使えなくなっても特に気にしないという方を除き、保証の有無は確かめてください。

付属品

付属品は、購入時に付いてくるもののこと。中古デスクトップパソコンの場合は、キーボード・マウス・モニターといったものが付属するかを確認したいところです。

購入前で見ると、安いと思ったら付属品が足らなかったという場合もあります。最悪のケースではデータ保存用のSSD、稼働に必要なパーツなどが付属しないという場合もあるので、チェック事項としては重要です。

モニターに関しては付属しないことが多く、キーボード・マウスは親切な方だと付けてくれます。なお、キーボード・マウスは両方購入しても安くて2,000円あれば購入可能です。

メーカー製か自作・BTOか

中古デスクトップパソコンを購入するなら確認しておきたいのが、製品の製造元。主にメーカー製、自作・BTOなどがあります。

メーカー製は、家電量販店や公式の通販サイトで購入できるもの。中古としては型番や製品名があればスペックや定価などの情報を仕入れやすく、購入の手助けとして機能します。

BTOは、通販サイトなどで事前に用意した型に自分なりのアレンジを加えて注文後に受注生産される方式。カスタムが人それぞれ違うため元スペックの確認が難しいものの、高性能なのに安く売られたりすることがあります。

自作は、売り手が自分でパーツを購入して組み上げたもの。型番や製品名も存在せず、プロが作るメーカー製やBTOと比べると自作の品質が作り手の技術によって差が出るため、中古としてはおすすめできません。

ジャンクかどうか

ジャンクは、故障や壊れていることを意味する言葉。価格が異常に安いと思ったらジャンク品で動かせないというパターンがあるので、商品の説明文とタイトルの確認は必須です。

ジャンク品が出回っているのは、知識がある方なら修理できたり部品取りとして使われたりするなどの理由があります。

ジャンクのなかには故障している部分が明記されていることもあり、別途パーツ交換すれば使える確率も存在。自作できるレベルの知識がある方は、あえて安いジャンクを手に入れて修理するという選択肢もあります。

どのように使っていたか

売り手がどのように使っていたのかも選ぶポイントの1つ。

「ネットゲームのために24時間常に起動していた」という場合や「自宅で作業をするため月に数回起動していた」というパターンを比較すると、後者のほうがパーツの劣化が少ないイメージです。

実際のところ、パーツ自体もどれだけ酷使したか、何時間使っていたかで残り寿命は変わりますし、購入するなら後者のほうがおすすめ。

売り手がどのように使っていたのかは商品説明に書かれていない場合が多いので、フリマやオークションで購入するなら質問してみてください。

中古デスクトップパソコン購入時の注意点

中古デスクトップパソコンを購入する前後の注意点を簡単に解説します。

スペック通りの構成か確認

購入したあとは、商品説明にあったパーツ構成通りになっているかを確認するのが大切。「ゲーム目当てで特定のGPU搭載製品を買ったのに違うものが付属していた」などがありえます。

パーツ構成の確認方法は、デスクトップパソコン内部を物理的に開閉するものと、起動してチェックするものが存在。

後者なら、起動したあとにパソコン内部の検索で「dxdiag」とコマンド入力すればCPU・メモリ・GPU・OSといった情報が得られます。HDD・SSDの容量は、Windows10なら「設定→システム→ストレージ」で確認可能です。

初期化されているかどうか確認

初期化は、パソコンのデータを出荷時の状態に戻すもの。

セキュリティやプライバシーの観点から売り手側が初期化するのは基本ですが、場合によってはされていないかもしれません。初期化されていなければ、自分で行う必要があります。

やり方は、「OSの再インストール」「リカバリディスクを使用」が主な方法。初期化されていないとあとから面倒なので、事前に聞くのがベストです。

初期化を自分でする場合は、「リカバリディスクが付属するかどうか」「OSのディスクやプロダクトキーが付属するか」なども聞いてみてください。

スペックから査定をしてみる

スペックに対する価格が見合っているのかわからないという場合は、査定してみるのがおすすめ。

査定の方法は、サイトなどで提供されているサービスを利用するか、スペック表からパーツ1つずつの中古価格を調べて加算していくというものがあります。

中古の価値がわからなければ気になっている商品でも高く購入してしまうこともあるので、やはり重要。逆に査定が販売価格より安いなら狙いものです。

なおフリマやオークションの場合は、査定しなくてもお気に入り登録された数などから人気具合を察することができます。

中古デスクトップパソコンを安全に手に入れよう！

デスクトップパソコンをお得に手に入れたいなら中古はおすすめではあるものの、一歩間違えるとお金の無駄遣いで終わる可能性もあり見極めが重要です。

今回は購入方法や簡単な選び方・注意点などを解説したので、安心して購入するならサポート付きの通販などを利用、危険があっても多少は冒険してコスパよいものが欲しいなら、そのほかをお試しください。