中古のノートパソコンを購入する前に!失敗しない選び方

中古のノートパソコンを購入する前に!失敗しない選び方

最近ではパソコンの価格も下がってきて、一般的な家庭でも気軽に購入できるようになってきました。

しかし、いくら安くなったと言っても数万円はしますし、5年~10年程度で寿命を迎えるものなので、購入の際には慎重にならざるを得ません。性能が高くなればその分価格も上がるため、予算内で希望のスペックのパソコンを買えないこともあるでしょう。

そんな時におすすめしたいのが、中古のノートパソコンです。新品よりはるかに安い価格で購入できるので、ハイスペックなパソコンも気軽に選ぶことができます。

ただ、中古ならではの注意点もありますので、中古のノートパソコン購入する前に、失敗しない選び方やおすすめの購入方法などを参考にしてみてください。

中古ノートパソコンの入手方法

中古品というと、他人の使い古しや汚れたものなどネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、ノートパソコンの中古市場は活発で、見た目もきれいで新しい機種の中古品がたくさんあります。
中古のノートパソコンの入手方法にはいくつかありますので、もっとも信頼できる手段から選んでみてください。

1-1.専門業者から購入する

ノートパソコンの需要は高く、中古ノートパソコンを専門に扱う業者も数多くあり、選択肢は豊富です。

15インチ以上の大画面やCore i7などの高性能CPU、軽量薄型モデルなど最新式のノートパソコンを新品より格安で購入することができます。

たとえば15インチで高性能CPUのノートパソコンの場合、新品だと8万円くらいで販売されていますが、中古品の場合は半額の4万円以下が相場になります。
まだ新品が販売されている最新型の場合、見た目もきれいなら新品の半額以上の価格になることもありますが、少し古い型落ち品になれば2万円程度で購入できるようになります。

<販売例>
DELL Latitude E6330 インテル Core i5搭載モデル
定価:188,870円(新品価格:8万円~10万円程度)⇒中古価格:2万円前後
※2019年5月時点の価格。中古品なので筐体の剥げや傷、色落ちなどの使用感あり。

引用:DELL Latitude E6330(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/B00RZA7R90

傷や使用感はありますが、専門業者なら古いデータは完全消去、最新のOS搭載、クリーニングなどもきちんと行ってくれるので、正常に使用できるパソコンがそろっています。

動作確認もきちんとチェックしてくれているので、中古だから壊れているということもありませんし、保証期間内なら無料で修理や交換してくれるところも多いので、新品を購入するのと変わらないサポートが受けられます。

1-2.フリマサイトやオークションで購入する

中古品を安く購入するなら、フリマサイトやオークションサイトを見てみるのもいいでしょう。個人同士のやりとりになりますが、比較的きれいな状態のものや新しいノートパソコンを不要になった人から購入できます。

価格帯は出品する人によりさまざまですが、オークションの場合は1円から出されていることもあるので、うまくいけば数千円などの低価格でノートパソコンを入手することも可能です。

ただ、動作チェックは出品する人によるものになりますし、保証期間もないのですぐに壊れてしまうかもしれないリスクはあります。
トラブルに発展した場合でも、対応してもらえないこともありますので、個人間のやりとりであることを念頭に置いて取引しなければなりません。

1-3.知人から譲ってもらう

中古のノートパソコンは購入するだけでなく、知人からタダでもらえることもあります。

現在、パソコンは自治体での回収ができないので、廃棄するのにも手間やお金がかかるため、使わなくなったパソコンは捨てるよりも誰かにあげる人が少なくありません。

信頼できる人から譲ってもらえれば、トラブルが起きた場合でも相談できますし、無料もしくは格安で譲ってもらえることが多いので、機能やスペックにこだわらない人やパソコン初心者さんはありがたく譲ってもらうといいでしょう。

ただ、使っていた人が不要になるくらいですから、極端に使いづらかったりスペックが低かったり、長年使い続けて壊れやすくなっていたりするので、ある程度の覚悟をしておいたほうがいいでしょう。

2.中古のノートパソコンを購入する時に注意すること

フリマサイトや専門業者から中古のノートパソコンを購入する場合、気を付けたいポイントがありますので、以下の注意事項を参考に選んでみてください。

2-1.価格相場を把握しておく

中古品の価格は、一般的にプレミアなどが付かなければ定価よりも低くなるので、安く購入できるのがメリットです。

しかし、中古品を販売する側が自由に値段を設定できるので、価格相場を知らないと商品に見合わない高い価格で購入させられる危険性もあります。
中古のノートパソコンの相場は、安いものなら1万円以下、平均的には2万円~3万円程度ですが、美品で高スペックのものだと10万円近くなることもあります。

スペックや新しさにこだわらなければ1万円前後、Core i5以上の高性能なら3万円以上、さらにofficeソフト搭載なら5万円程度というように、機能に合わせて相場を把握しておくといいでしょう。

フリマアプリなどから購入する場合は、出品されている機種を検索して定価や中古品の相場を確認して、相場より高すぎないか確認することをおすすめします。

2-2.搭載されているOSを確認する

新品の場合は最新のOSが搭載されていますが、中古品のパソコンになると古いOSのままのことがあるので注意が必要です。

OSなしの中古品を格安で購入することもできますが、自分でOSを入れる必要があるので手間や費用がかかることもあります。
また、最新ではないけれど今も使えているOSの場合、数年後には使えなくなっている可能性も。

たとえば、現在の最新OSはWindows10ですが、Windows7も使用できています。
しかし、Windows7は2020年1月にサポートが終了してしまうので、それまでにアップグレードしないとサポートが受けられなくなります。
サポートが終了するとセキュリティレベルが低くなるので、ネットを接続するのは大変危険ですし、使用できるソフトも制限されてしまいます。

出品されている中古品の中には、すでにサポートが終了しているOSが搭載されていることもありますので、事前に必ずチェックしてアップグレードが可能かどうかも確認しておきましょう。

2-3.スペックや機能を確認する

新品の場合も同じことが言えますが、中古品は特に機能面やスペックをしっかり確認しておいたほうが安全です。

特に、フリマサイトなどで個人から購入する場合、どういうスペックか正確に記載されていない可能性もありますので、型番などから検索して自分で機能を確認しておきましょう。

専門業者で購入するなら、画面の大きさや容量、CPU、OSなどから商品を選びやすくなっているので、重視する機能で選ぶことができます。

2-4.バッテリーについて確認する

ノートパソコンは、ディスプレイやキーボードなどが一体化しているので、本体だけ購入すればすぐに使い始めることができます。

また、ノートパソコンにはバッテリーが装着されており、充電することでコンセントから電源を取らなくても移動先で使えるのが大きなメリットです。

しかし、バッテリーは消耗品なので長期間使用していると充電できなくなり、ノートパソコンのメリットが失われることに。

中古のノートパソコンの場合、バッテリーも古くなっているので充電できなくなる可能性が高くなります。その場合、自分でバッテリーを購入して交換する必要が出てくるので、中古のノートパソコンを購入する前に、純正品、もしくは互換性のあるバッテリーが販売されているか確認しておいたほうがいいでしょう。

2-5.保証期間の有無や返品は可能か確認する

見た目がきれいで新しめのものでも、中古品として販売されているものは、誰かの手に渡ったことで何らかの異常が発生している可能性があります。販売元で動作確認がなされていても、実際に手元に届いたら正常に動かないこともあるのです。

そうしたリスクも承知しておくことも必要ですが、動作確認はしているから問題ないと言われては泣き寝入りすることになってしまいます。
そこで、事前にチェックしておきたいのは、保証期間の有無や返品は可能かということです。

専門業者の場合は、購入から1週間~1カ月くらいの返品期間を設けていることが多いので、購入した商品に異常があればすぐに交換や返品してもらうことができます。

また、3ヶ月~1年ほどの保証期間があれば、使っている途中で故障や不具合が発生した場合も交換や修理に応じてもらえるので安心です。

しかし、フリマサイトなどで個人間のやり取りをする場合、相手も個人なので交換や修理はできませんし、返品に対応してもらえずトラブルとなる危険性もあるのでリスクは高めです。

3.中古ノートパソコンのデメリットを減らすならリフレッシュPCがおすすめ

中古のノートパソコンを購入するにはいろいろなリスクが生じますが、フリマアプリやオークションで個人から購入するよりも、専門業者から選べばその危険性を減らすことができます。

また、専門業者の中でも、「リフレッシュPC」を扱う業者ならば、より安全で安定した品質の中古ノートパソコンを購入することができます。

3-1.リフレッシュPCとは

リフレッシュPCとは、一般のユーザーや企業から回収した中古のパソコンを再生させたもので、古いデータを完全消去し、新しくOSを入れなおしているので通常の中古品と比べてトラブルなく使用できるようになっています。

古い部品や故障している箇所も交換し、工場での品質検査や動作確認も通過しているので、新品と変わらない品質基準となっています。
外装はそのまま再利用されるので傷や使用感はありますが、きちんとクリーニングされている美品が多く使用上の問題はありません。

3-2.メーカーが直接携わるリフレッシュPCもある

リフレッシュPCを専門に扱う業者もありますが、NECやレノボなどのパソコンメーカーも直接リフレッシュPCの再生と販売に携わっています。

一般ユーザーから回収したパソコンだけでなく、返品された商品や企業にリースしていたパソコンなどを工場に送り、メーカー基準の品質を保って再生されるので、中古品をそのまま購入するより安全性がはるかに高くなるのです。

メーカーのリフレッシュPCなら、取扱説明書や電源ケーブルなどの付属品も新品で付いてくることが多いので、より快適に使うことができます。

3-3.長期保証やofficeソフトなどのオプションも豊富

リフレッシュPCは最新のOSを新しく入れ直し、officeソフトの純正品や互換性のあるソフトを入れた状態で販売されているものが多く、仕事で使うパソコンとしても十分なオプションがあります。

また、有料の場合もありますが、1年~3年程度の長期保証もあるので、使っている間に故障してもすぐに対応してもらえて安心です。

価格も、ノートパソコンなら通常の中古品と同じように1万円~3万円程度で購入できますので、中古品に抵抗のある人はリフレッシュPCを検討してみることをおすすめします。

まとめ~中古ならではのリスクを減らして安価で購入

中古のノートパソコンは、見た目が気になる、すぐに壊れそうで不安などのリスクもありますが、リフレッシュPCや専門業者での取り扱いなら、OSの入れ直しや動作確認などの検査もきちんと行われていますし、保証もあるので安心して購入することができます。

個人間で取引する場合も、型式からスペックを確認し、返品に対応してもらえるかどうかなどを事前に確認しておけばある程度トラブルを回避することができるでしょう。

中古パソコンやリフレッシュPCの利用は、リサイクルの一環として資源の有効活用にもつながりますので、なるべく安くノートパソコンを購入したい場合や、サブマシンとして1台増やしたい場合などには、積極的に利用していくことをおすすめします。

※記事内の商品価格は弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

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