デスクトップパソコンを買うならどこのメーカーがいい?
パソコンを購入するとき、まず考えなければならないのはデスクトップ型とノート型のどちらにするかです。
デスクトップ型は場所を気軽に移動させることができないものの、コストパフォーマンスに優れているのが特徴です。
対してノート型は自由に動かして使用できる軽量さが特徴で、様々な場所でパソコンを使用したい人に向いています。
いずれのタイプのパソコンを購入する場合でも、どのようなパソコンを購入するのかを考えるときにはチェックしなければならない項目が多くあります。
ここでは、細かい内容についてまでは精査するのが難しいという方に向けて、メーカーからパソコンを選ぶ方法について紹介します。
最初に紹介するのは「メーカーから選ぶときのポイント」についてです。
パソコンをメーカーから選ぶ場合、性能から選ぶのとはまた違ったポイントが存在しています。
どのような部分を見て考えるべきなのかについて紹介しています。
2つ目紹介するのは「初心者向けのメーカー」についてです。
パソコンに初めて触るという人にとって、どんなパソコンを購入するのがよいのかは非常にわかりにくいものです。
ここでは、そんな初心者の方が触り始めるのに適したパソコンメーカーを紹介しています。
3つ目に紹介するのは、「ゲーマー向けのパソコンメーカー」についてです。
パソコン向けのゲームというのは国内外を問わず多く販売されており、これを目的にパソコンを購入したい場合もあります。
このようなゲーマーの方に向けたパソコンメーカーの選び方を紹介しています。
4つ目に紹介するのは「予算重視の場合にオススメのメーカー」についてです。
パソコンは全体として高額なもので、コストを抑えながら購入をしたいと考える方も多いでしょう。
コストを抑える場合に適したパソコンメーカーを紹介しています。
最後に紹介するのは「ビジネス向けのパソコンメーカー」についてです。
仕事のためにパソコンを使用する場合、プライベート用のパソコンとはまたポイントが違っています。
その点を含めて、ビジネス向けパソコンメーカーの選び方を紹介しています。
メーカーから選ぶときのポイント
デスクトップパソコンをメーカーから選ぶ場合、それぞれのメーカーがどんな特徴を持っているのかを把握することが重要です。
このとき注目したいのが、そのメーカーのパソコンが主にどのような利用者層に向けたパソコンを強みにしているのかです。
初心者向けのパソコンに強みを持っているメーカーのパソコンを熟練者が購入しても、物足りなさを感じてしまうことになるでしょう。
逆に、初心者が熟練者向けのメーカーのパソコンを購入しても、その良さを活かし切ることができません。
この他にも、ビジネス用に強みがあるメーカー、ゲーム用に強みがあるメーカー、というようにメーカーごとに特色があります。
メーカーによっては、複数のターゲット層に合わせて製造販売を行っていることもあります。
自分がどの層に属しているのかを考えた上で、マッチしたメーカーのパソコンを選ぶようにしましょう。
初心者向けのおすすめメーカー
初心者がパソコンを購入するとき、重要なポイントとなるのは、メーカーによるサポートがどの程度手厚く行われるようになっているのかです。
パソコンを使っている上で分からないようなことが合った場合にメーカーによるサポートを得られるかどうかで使用しやすさが違ってきます。
海外メーカーよりも国内メーカーのものの方がサポートを受けやすい傾向があります。
ここでは、サポートに強みを持ったメーカーとして、NECと富士通の2つのメーカーについて紹介します。
NEC
NECは初心者に向けたサポートを行っている国内メーカーです。
月額880円(税込)でパソコンの使用について不明点があったときに電話で相談ができる「電話相談し放題サービス」を展開しています。
24時間ではありませんが、朝9時から夜の9時まで、土日でも電話対応をしてくれるため、疑問点があったらすぐに質問ができます。
デスクトップパソコンとしては、LAVIE Desk All-in-oneという製品があります。
引用:LAVIE Desk All-in-one (NEC LAVIE公式サイト)
http://nec-lavie.jp/products/da/index.html?t=23
富士通
富士通も国内で古くから活動しているパソコンメーカーの1つです。
全くパソコンについて分からないという人でも使用し始めることができるようなセットアップサービスを受けることができます。
例えばパソコンをインターネットに繋ぐ設定や、ソフトウェアのインストール方法などについてのサポートを受けることができます。
電話でのサポートだけでなく、スタッフ訪問でのサポートも受けることができます。
デスクトップパソコンは液晶一体型と分離型がそれぞれ用意されています。
一体型は省スペースで使用したいという方にも適しています。
ゲーマー向けのおすすめメーカー
パソコンをゲーム用に購入する場合は、どのような性能を持ったパソコンなのかが重要になります。
メーカーから選ぼうとするのなら、性能をより細かく選択できるものを選ぶのがよいでしょう。
既成品を購入するより、ビルド・トゥ・オーダー(BTO)
のパソコンメーカーの方が適しています。
ゲーミングパソコンのBTOを行っているメーカーとして、ここではドスパラとマウスコンピューターの2つについて紹介します。
ドスパラ
ドスパラはゲーミング用のBTOパソコンに強みを持つメーカーです。
コストパフォーマンスに優れたパーツで構成することによって価格を抑えつつ、ゲームをするのに十分な性能を持ったパソコンがラインナップされています。
ドスパラのゲーミングパソコンブランドとしてはGALLERIAがあります。
ミドルクラス(中性能)からフラッグシップ(最高性能)まで様々なパソコンから選べます。
デスクトップなら構成をより自由に選択できるため、細かく自分の求める性能に合わせて調整ができます。
マウスコンピューター
マウスコンピューターは幅広い種類のBTOパソコンに強みを持つメーカーです。
MicrosoftによるOEM認定を受けている、高い品質を持つパソコン製造が特徴の1つです。
OEM認定というのは、他社に自社ブランドの製造を許可する提携のことです。
つまり、Microsoft社から、自社ブランドを任せられると考えられているということです。
様々な環境に合わせた稼働試験を行っており、耐久性に自信を持っています。
マウスコンピューターのゲーミングパソコンブランドとしてはG-Tuneがあります。
こちらも、幅広い性能のパソコンを取り扱っているため、主にプレイしたいゲームに合わせた選択が可能です。
デスクトップタイプにはミニタワーからフルタワーまで様々なサイズのものが用意されており、スペースに合わせて選択できます。
予算重視のときのオススメメーカー
性能はそれほど重視しておらず、コストパフォーマンスに優れたパソコンを購入したい方もいらっしゃるでしょう。
このような場合に適したメーカーとしては、ドスパラ、ASUS、TOSHIBAの3つのメーカーを紹介します。
それぞれ違った理由からコストパフォーマンスが優れているため、目的に合わせてどのメーカーにするのかを考えると良いでしょう。
ドスパラ
ゲーミング用に適したパソコンメーカーとしても紹介したドスパラですが、予算を重視しているときにも適しています。
性能とコスト比を重視したパーツ選びで構築されていることで、費用に比べて性能の優れたパソコンとしやすいのが特徴です。
また、BTO形式を取っていることで、不要な部分を削ぎ落としてコストダウンを図ることができるのもポイントの1つです。
例えば、ゲームや動画編集のように、3D描画を行うために使用する予定がないなら、グラフィックボードの性能を低いものにできます。
同様に、複数の作業を並行しないならメモリ容量を減らす、ディスプレイがすでにあるならディスプレイを外すといったことも可能です。
デスクトップ型の場合、これらのカスタマイズを細かく行いやすいのがメリットです。
ASUS
ASUSは台湾に本社を持つパソコンメーカーです。
直販サイトにアウトレットコーナーが設けられているのが特徴で、ここで様々な予算を抑えたパソコンが選べるようになっています。
直販サイト上で価格から絞り込みを行うことができるため、予算が定額で決まっている場合にも購入がしやすくなっています。
パソコン本体だけではなく、ディスプレイやWi-Fiルーターのような周辺機器も製造販売をしているため、これらをセットで購入したいときにコストを抑えられます。
デスクトップパソコンとしてはVR対応やゲーミング用など、比較的ハイスペックなものが多めです。
ただ、すべてがそうではなく、ASUS
D320SFなどは価格を40,537円(税込)と抑えた低予算向けパソコンとなっています。
TOSHIBA
TOSHIBAも国内で古くから活動している電機メーカーの1つです。
デスクトップパソコンではなくノートパソコンの方に注力しているため、どうしてもデスクトップパソコンが良い場合には適していません。
こちらも直販サイト上にアウトレットコーナーが設けられており、旧式の商品が安価で購入できるようになっています。
ビジネスマンにオススメなパソコンメーカー
プライベート用として使用するパソコンだけでなく、ビジネスで使用するパソコンも重要です。
ビジネス用として使用する場合は、パソコンの堅牢性や保証などが重要なポイントとなります。
ここでは、それらのポイントに付いて強みを持つメーカーとして、マウスコンピューター、hp、Microsoftの3つを紹介します。
マウスコンピューター
ゲーミング用パソコンのオススメメーカーの中でも紹介したマウスコンピューターは、ビジネス向けのパソコンのブランドも展開しています。
クリエイター向けパソコンブランドであるDAIVは、動画制作やプログラム制作などを行う人に向けたブランドです。
グラフィックボードやCPU、メモリなどを用途に合わせて調整できるようになっています。
用途別にオススメのパソコンが選べるようになっているため、自分の使用目的から選択して購入しやすいのが特徴的です。
デスクトップの場合、Quadroというグラフィック製作向けのグラフィックボードを搭載しているものが選べます。
hp
ヒューレット・パッカード(hp)は、アメリカに本社を持つパソコンメーカーです。
本社こそアメリカですが、日本国内に生産工場があるため、生産は国内で行われています。
日本hpはパソコンだけでなく、周辺機器の製造でも高いシェアを誇っています。
特にプリンターは世界的にトップクラスのシェアを誇っているため、併せて購入したい場合に適しています。
デザイン面にも力を入れているメーカーのため、ビジネス用としてだけでなく、プライベート用としても購入を検討できます。
クリエイター向けのデスクトップパソコンとしては、ワークステーションデスクトップシリーズがあります。
複数のデバイスからリモートアクセスができるHp Remote Graphics Softwareが搭載されていることで、遠隔地からの操作が可能になっています。
Microsoft
Microsoftは、多くのパソコンに使用されているOSであるWindowsや、文書作成・表計算ソフトとして知られるOfficeの開発を行っている会社です。
これらのソフトウェアはいずれもビジネスのために活用されることが多く、それらと親和性が高いMicrosoftのパソコンはビジネス向きです。
デスクトップパソコンだけではなく、タブレットにも切り替えられるノートパソコン、Surfaceなどが有名です。
タブレットとの切り替えはプレゼンなどのビジネスシーンでも使用しやすいでしょう。
クリエイター向けのデスクトップパソコンとしては、Surface Studioがあります。
大型のタッチスクリーンを使用することで、直感的な映像・画像のクリエイティングを可能としています。
デスクトップパソコンメーカーのまとめ
デスクトップパソコンをメーカーから選んで購入するときは、自分がどこを重視したいのかを考える必要があります。
予算なのか性能なのかサポートなのか、それぞれのどこに比重を置きたいのかから、パソコンを選ぶようにしましょう。