大学生向けのパソコンの相場は? どんなパソコンを購入するべき?

大学生向けのパソコンの相場は? どんなパソコンを購入するべき?

レポートや発表用資料の作成、または就職に向けた職業訓練など、大学生になるとパソコンが必要な場面が多くあります。

タブレットでもある程度のことは行えるものの、動作性や機能面などを考えるとパソコンを利用する方がメリットが大きいです。
パソコンは安いものではなく、失敗しないように購入したいものです。

ただ、大学生になってから購入するパソコンが、はじめて自分で購入するパソコンという方も多いでしょう。買い慣れていない人には、どのようなものを購入するべきか判断が難しいのがパソコンです。
ここから先では、はじめてパソコンを購入する新大学生の方に向けて、購入をサポートする情報を紹介します。

最初に紹介するのは、大学生向けのパソコンが相場がどの程度なのかについてです。 パソコンは選択肢が広いもので、どのようなものを購入するかによって大きく値段が違います。
相場観を知らないと、どれを選ぶべきかなかなか判断ができません。

次に紹介するのは、大学生がパソコンを購入する際に何をポイントとするべきかについてです。
使用目的によって必要となるパソコンの性能は全く違います。
何を目的としてパソコンを購入するかによってポイントが変わることを紹介します。

最後に、パソコンの種類の選び方についてです。
パソコンには大きくデスクトップタイプのものとノートタイプのものとがあります。

この2つがどう違っているのかを紹介し、どちらを選ぶべきかについて紹介します。

大学生向けのパソコンの相場

大学生がパソコンを購入する場合、それほど高額なものは選びにくい方が多いでしょう。 できるだけ価格を抑えつつ適切な性能のパソコンを購入しようとする場合、まずは相場を抑えておくのが重要です。

大学生向けのパソコンとしては、5万円前後のものから、15万前後のものまであります。 値段によってどの程度のスペックのパソコンであるかが変わります。

5万円のパソコンは、多くが最低限の性能と考えてよいでしょう。高度な処理には向いていません。

逆に15万円のパソコンは、開発環境や3Dゲームで使用するのにも十分な性能を持っているものが多くなります。

大学生協などで販売されているものは10万円を超えることはあまり多くはないため、このあたりを1つの基準とするのがよいでしょう。

中古のパソコンであればより安く購入できることもありますが、新大学生向けのパソコンとして中古はオススメできません。
というのも、使用頻度にもよりますがパソコンの耐用年数は大体5年前後で、これぐらいの時期から不調がでやすくなります。

つまり、中古でパソコンを購入した場合、それがどの程度使われていたものなのかによっては、在学中をに故障します。最悪のケースでは卒業論文や卒業制作、就活に必要となる時期に故障してしまう可能性があります。

こういったことを考えると、多少安いという理由で中古品を購入するより、新品で購入した方が安心して使用できます。

大学生がパソコンを購入するときのポイント

パソコンを購入する場合、ハードウェアやソフトウェアなど様々な点を比較し、適切なスペックのものを選択するのが値段を抑えるコツです。

使用目的から考える

まずは自分が大学生活の中でどのようなことにパソコンを使用する予定があるのかを考えましょう。

以下に、大学生がパソコンを使用するシーンをいくつか紹介し、どの程度のスペックが必要かについても紹介します。

レポート・論文の作成

レポートや論文の作成は、今ではパソコンで行われるのが一般的です。 手書きで行うと読みにくいという理由で、教諭からもパソコンで行って欲しいと指導されることが多くなっています。

レポートや論文の作成は、それほどパソコンのスペックを必要しません。CPUもメモリも最低限のもので十分なので、これだけが目的ならかなり安価なパソコンでも問題ありません。

プレゼン資料の作成

プレゼン資料を作る場合は、レポートや論文を作成する場合に比べると少しだけ要求スペックが高くなります。画像処理や編集、動画挿入を行う必要があるためです。

文章ファイルはどれだけ重くなっても1つ1メガバイトを超えるようなことは滅多にありません。対してプレゼン資料でよく使われるパワーポイントのファイルは数十メガバイト程度にはなります。

最近では特により高画質な画像を使用したり、動画データを挿入することも多くなっているため、さらに容量が必要となります。

そのため、処理能力よりもストレージ容量に気を遣ってパソコンを選ぶのがよいでしょう。

就職訓練

大学生にとってもう1つ重要なのが、就職のための訓練としてパソコンを使用することです。
最近はスマートフォンなどが中心となり、あまりキーボードを触ったことがない方も増えています。

しかし、実際には社会にでると多くの場面でキーボードを触ることになります。

例えば事務職なら文書作成の機会がありますし、営業職でも報告書作成の機会はあります。
そのため、文字入力に慣れておく必要があります。

また、基本的なパソコンの動かし方についても知っておくに越したことはありません。ある程度のスペックのものを用意して、様々なことをできるようにしておくのが無難です。

最低限のスペックのものだと動かせないソフトなども多くなってしまうため、10万円前後のパソコンから考えるのがよいでしょう。

どのような方面への就職を目指しているのかによっても必要なパソコンのスペックは変わります。IT関係を目指しているなら、しっかりとしたスペックのパソコンで練習した方が良いでしょう。

ゲームやネットサーフィンなどの趣味

パソコンは学業や就職準備だけでなく、趣味目的にも使用できます。ゲームをプレイしたり、ネットサーフィンをしたりと楽しみ方は様々です。

特に3Dゲームを目的とする場合、必要となるパソコンのスペックは大きく上がります。その分価格も高くなるため、どの程度趣味使用をするつもりなのかを検討して選びましょう。

見ておきたいポイントは?

パソコンを購入するときに、比較するべきなのはどのようなポイントなのでしょうか。 特に大きく性能や使用感に影響を与えるポイントに絞って紹介します。

オペレーティングシステム(OS)

OSは、パソコンの基本的な使用感を左右する最重要ポイントの1つです。 Windows(ウィンドウズ)とMac(マック)の2つが主流で、他はあまり検討しなくて構いません。

ウィンドウズは特にシェアの高いOSで、互換性の高さがポイントです。社会に出てからも使用されていることが多いため、就職訓練を目的とするときにもよい選択となります。

対してマックはシェアは低いものの、デザイン業界や映像業界など一部界隈では使用率が高いです。また、iPodやiPhoneなどと同じApple社のブランドのため、これらとの連携に優れます。

特別な理由がなければウィンドウズを選択しておくのが無難です。

ディスプレイ

操作画面を映すことになるディスプレイも、普段からの使用感に大きな影響を与えます。大きければよいというものではありませんが、あまり小さいと使いにくい場面もあります。

例えばレポートを作成する場合、画面の半分に資料を表示し、もう半分でテキスト作成ソフトを起動するような使い方をします。
画面が小さいと画面半分では表示される範囲が狭く、いちいちウィンドウを切り替えなければならなくなってしまい不便です。

ノートパソコンの場合はセットのためディスプレイサイズだけを選ぶことはできません。 デスクトップなら好きなサイズのディスプレイを購入することであわせることもできます。

CPU

CPUはパソコンの基本的な処理能力を左右します。同時に複数のことを処理させる場合は、コア数の多いものが必要となります。

レポート作成や資料作成ならそれほど高い性能のものは必要ありません。後々交換するのが難しいため、購入時にしっかり検討するべきポイントです。

メモリ

メモリもパソコンの処理能力を左右する要素です。
CPUと同じくどの程度スムーズに処理を行えるかを左右します。

デスクトップパソコンの場合、CPUに比べて増設が容易です。そのため、後々増やすつもりで低めのものにしても問題ありません。

ストレージ

ストレージは、どれだけの容量のファイルを保存しておけるかを意味します。

ハードディスクとSSDという2つの種類があり、ハードディスクの方が値段に対して大容量で、SSDの方が処理速度が速いという違いがあります。

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デスクトップとノート、どっちのパソコンがよい?

パソコンを選ぶとき、特に大きな違いとなるのがデスクトップとノートの違いです。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、1つ1つ比較しながら検討するのがよいでしょう。

デスクトップパソコンのメリット・デメリット

デスクトップパソコンのメリットは、同じような性能ならノートパソコンよりも価格が抑えられることです。

  • 比較項目 デスクトップ(XPSスペシャルエディション) ノート(XPS15)
  • CPU Intel Corei7-8700 Intel Corei9-8950HK
  • OS Windows10 home 64bit Windows10 home 64bit
  • グラフィックボード GeForce GTX1070 GeForce GTX1050Ti
  • ストレージ HDD 2TB SSD 256MB HDD 1TB PCle SSD
  • メモリ 16GB 32GB
  • 価格 214,478円 234,278円
  • ※2019年4月現在。DELL公式通販サイトより

    そのため、趣味使用を目的としている場合などは特に適しています。また、ディスプレイを自分で選べる、BTOで購入することで性能のカスタマイズが幅広くできるというメリットもあります。

    一方、デメリットはキーボードやマウスなどを別途用意する必要があることです。持ち運びを行うことができず、ものによってはかなり大型になるため、部屋のスペースを専有してしまうのもデメリットとなります。

    ノートパソコンのメリット・デメリット

    ノートパソコンのメリットは、何より持ち運びができることにあります。機種によっても違いますが、本当にノート感覚で鞄にいれて持ち運べるものもあります。

    ただ、どの程度のバッテリー容量があるかによってどれだけ外で使用できるかは変わります。携帯はできるものの、電源がないと使用できないことも少なくありません。

    スペック面では、同じ価格ならデスクトップパソコンよりも低くなってしまいます。また、カスタマイズはほぼできないものと考えるのがよいでしょう。

    逆に言えばパソコンだけ購入すれば使用できるのがメリットです。

    • 比較項目 デスクトップ ノート
    •  
    • 性能比価格 安め 高め
    • ディスプレイ 変更可能 変更不可
    • カスタマイズ性 高い 低い
    • 持ち運び 不可 可

大学生のパソコン選びのまとめ

大学生に限らず、はじめてパソコンを購入する方にとってはどんなものを選ぶべきか、ポイントがわかりにくいものです。

使用目的を考えて選ぶのが重要で、誰にとっても優れているパソコンがあるわけではありません。

自分がしたいことがどの程度の処理を必要とするのかを考えて購入しましょう。

※記事内の商品価格は弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

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