作業時短術!パソコンをキーボードで操作する便利なWindowsのショートカットをタイプ別に紹介
「キーボードにあるこのキーは何のためにあるんだろう?」
「パソコンを使った作業をもっと早くしたい」
「Windowsのパソコンで作業を効率的に行いたい」
この記事はそんなあなたの疑問や要望に答えるための記事です。
なぜなら、この記事の中でパソコンのキーボードに関する基礎的な知識から、作業を効率的に行うためのWindowsのショートカットキーを紹介するからです。
この記事の前半では、「キーボード上のキーの役割」について紹介し、後半では「覚えるだけで作業効率がアップするショートカットキー」をタイプ別に紹介しています。
この記事を読み終えると、あなたはほとんどキーボードだけでパソコンを操作することができるようになり、作業スピードがグッと早くなります。
キーボード上のキーの役割知っていますか?
キーボードには多くのキーがあり、各キーの役割を理解して正しく使うことができれば、作業の効率アップに繋がります。
普段何気なく使っているキーや使い方がわからなかったキーについて、ここで確認しておきましょう。
Escキー
エスケープキー。作業のキャンセル、取り消しで使用します。
F1~F12キー
ファンクションキー。それぞれのキーに特定の機能(ファンクション)が割り当てられています。この中でも覚えてほしいキーについては後ほど紹介します。
Prt SC(Print Screen)キー
プリントスクリーンキー。画面のキャプチャを取得できます。Altキーを押しながらキーを入力すると、現在開いているウィンドウのみのキャプチャを取得します。
キーボードの種類によっては、Fnキーと組み合わせる必要があります。
Shiftキー
シフトキー。単体では使用しません。Shiftキーを押しながら入力すると、英大文字の入力や記号の入力ができます。
Ctrlキー
コントロールキー。単体では使用しません。主にあらゆる操作をコントロールするためにほかのキーと合わせて使用します。
Altキー
オルトキー。単体では使用しません。「alternate=代わりの」を意味していて、複数のキーを組み合わせて使用します。
CapsLockキー
キャプスロックキー。英字入力の固定をします。Shiftキーと合わせて入力すると、その後の入力が英大文字に固定されます。
Tabキー
タブキー。文字入力では一定のスペースを入力し、それ以外では次の項目へ移ることができます。
Insertキー
インサートキー。文字入力を上書きモードにします。上書きモードにすると文字列の間に文字を入力した場合、カーソルの右側にある文字が上書きされます。
BackSpaceキー
バックスペースキー。カーソルの左側1文字を削除します。
Deleteキー
デリートキー。カーソルの右側1文字を削除します。
Homeキー
ホームキー。画面上の先頭に移動します
Endキー
エンドキー。画面上の末尾に移動します。
PageUpキー
ページアップキー。1スクロール分上に移動します。
PageDownキー
ページダウンキー。1スクロール分下に移動します。
初心者卒業!覚えておきたいショートカットキー:初心者編
絶対に覚えてほしい、さまざまな場面で使えるショートカットキーを紹介します。
ショートカットキーの中でも使用頻度の高いものなので,覚えておけば便利です。
覚えてパソコン初心者卒業しましょう!
※「キー1 + キー2」の書き方は、キー1とキー2を同時に押すことを表しています。
元に戻す(Ctrl + z)
文章作成時やファイル整理時に非常によく使うショートカットで、直前の操作をもとに戻します。
パソコンを操作する上で「間違ってしまった」と思ったときは、まずこのショートカットを試しましょう。
やり直す(Ctrl + y)
「元に戻す」で戻したものを戻します。元に戻す=戻る、やり直す=進むと覚えるとわかりやすいです。元に戻すとやり直すの関係は、以下の状態遷移の例を見てください。
「状態1 → 操作 → 状態2 → 元に戻す → 状態1 → やり直す → 状態2」
コピー(Ctrl + c)
文字やファイルを選択した状態で、選択した文字やファイルをコピーするときに使います。
切り取り(Ctrl + x)
文字やファイルを選択した状態で、選択した文字やファイルを切り取るときに使います。
貼り付け(Ctrl + v)
コピーや切り取った文字やファイルを貼り付けます。
ヘルプの表示(F1)
パソコンの操作でわからないことが出てきたら、F1キーを押すことでヘルプを表示させることができます。
操作方法に関する疑問は、ほとんどがアプリケーションのヘルプを見たら解決するので、積極的に使用しましょう。
マウス不要レベル!覚えておきたいショートカットキー:上級編
普段マウスで行う操作でも、キーボードを使って操作できます。
マウスを使うよりもすばやく操作できるので、このショートカットキーを覚えるとマウスをあまり使わなくなるかもしれませんね。
タブの切替(Ctrl + Tab)
ブラウザなどのタブ表示されているウィンドウを切り替えることができます。
入力するたびに1つ右隣りのタブに移りますが、Shiftキーを組み合わせると左隣のタブに移ります。
アプリケーションの切り替え(Alt + Tab)
開いているアプリケーションを切り替えることができます。
パソコンでの作業の早い人は必ず使っている重要なショートカットです。
タブ、ウィンドウを閉じる(Ctrl + w)
開いているタブ、ウィンドウを閉じることができます。
現在表示されている画面を閉じることができると覚えて良いでしょう。☓ボタンをクリックするより格段に早いです。
アプリケーションを終了する(Alt + F4)
開いているアプリケーションを終了します。
ExcelやWordなどの一部アプリケーションでは、「Ctrl + w」を入力しても現在開いているファイルが閉じられるだけですが、「Alt + F4」ではExcelやWord自体が終了します。
パソコンがアプリケーションの不具合で固まってしまったときなどにも使えます。
新しいウィンドウを出す(Ctrl + n)
現在開いているアプリケーションの新しいウィンドウを表示します。
ExcelやWordなどでは新しいファイルを作成することができます。
画面更新(Ctrl + r、F5)
ブラウザなどで再読込するときや、最新の情報に更新するときに使用します。
戻る(Alt + ←)
ブラウザやフォルダを開いているとき、直前まで見ていた画面に戻ります。
進む(Alt + →)
ブラウザやフォルダを開いているとき、「戻る」前の画面に進みます。
考え方は「やり直す」と同じです。
上の階層へ移動(Alt + ↑)
主にフォルダを開いているとき、フォルダの上の階層に移動したいときに使います。
文字列、ファイルの検索(Ctrl + f)
ブラウザやフォルダなどで、指定の文字列を探したりファイルを探したりするときに使用します。機械的に探せるので、目視で探すよりも作業スピードが上がります。
作成スピードアップ!覚えておきたいショートカットキー:文書作成編
ここまで紹介してきたショートカットに加えて、文書を作成するときに覚えておくと作業スピードが早くなるショートカットを紹介します。
すべて選択(Ctrl + a)
ファイル内のすべての項目を選択します。
すべての文字列を別のファイルに移したいときなどに使用します。
文書の先頭にカーソルを移動(Ctrl + Home)
開いているファイルの先頭にカーソルを移動します。
Homeキー単体では、現在カーソルがある行の先頭に移動します。
文書の最後尾にカーソルを移動(Ctrl + End)
開いているファイルの最後尾にカーソルを移動します。
Endキー単体では、現在カーソルがある行の末尾に移動します。
Shiftキーを組み合わせて選択(Shift + Ctrl + Homeなど)
ここまで紹介したカーソルを移動するショートカットキーにShiftキーを組み合わせると、現在のカーソルの位置から、移動したカーソルの位置まで選択することができます。
上書き保存(Ctrl + s)
ファイルを上書き保存します。
何かの拍子に編集中のファイルが閉じてしまうことも考えられるので、このショートカットキーでこまめに保存しましょう。
編集中のファイルをはじめて保存するときは、「名前をつけて保存」となります。
名前をつけて保存(Alt + f から a)
「Alt + f」を入力したあとに「a」を入力することで、「名前をつけて保存」ができます。
アプリケーションによっては「Shift + Ctrl + s」でもできますが、すべてのアプリケーションで共通ではありません。
「Alt + f から a」の方法は、すべてのアプリケーションで共通のショートカットです。
印刷(Ctrl + p)
ファイルを印刷するときに使用します。
入力中の文字列をひらがなにする(F6)
入力中の文字列をひらがなに変換します。
(例)文字列→もじれつ
入力中の文字列をカタカナにする(F7)
入力中の文字列をカタカナに変換します。
(例)文字列→モジレツ
入力中の文字列を半角にする(F8)
入力中の文字列を半角に変換します。
入力中の文字列を全角英字にする(F9)
入力中の文字列を全角英字に変換します。
(例)文字列→mojiretu
入力中の文字列を半角英字にする(F10)
入力中の文字列を半角英字に変換します。
(例)文字列→mojiretu
Windows10対応!覚えておきたいショートカットキー:Windows操作編
Windowsを使いこなすために覚えておきたいショートカットキーを紹介します。
ここまでできればショートカットキーマスターですね!
窓のマークの「Windowsキー」はここでは「Win」と表示します。
検索画面を開く(Win + s)
「あのファイルどこに置いたっけ?」
「あのアプリケーションはどこに保存されている?」
「あの設定はどこからやればいいんだっけ?」
という、疑問・問題の解決に役立てることができ、Windowsにインストールしたアプリケーションやファイルを簡単に検索することができます。
名前を指定して実行(Win + r)
アプリケーションの名前を入力して実行します。
よく使うアプリケーションの名前を紹介します。
- メモ帳「notepad」
- 電卓「calc」
- Word「winword」
- Excel「excel」
- ペイント「mspaint」
デスクトップを表示する(Win + d)
画面上のウィンドウをすべて最小化して、デスクトップを表示します。
ショートカット一つですぐにデスクトップ画面を表示できるので、とても便利ですよ。
タスクビューと仮想デスクトップ(Win + Tab)
現在開いているウィンドウを一覧表示し、仮想デスクトップの切り替えができます。
仮想デスクトップとは、現在開いているデスクトップ画面とは別のデスクトップ画面を表示することができる機能です。
Windowsの設定を開く(Win + i)
Windowsの設定画面を開きます。
まとめ
ショートカットキーの中でも、作業の効率化に繋がるショートカットキーを厳選しました。ここで紹介したショートカットキーを覚えれば、パソコンの上級者に近づけます。
一つひとつはちょっとしたものですが、複数のショートカットキーを覚えて自然に使い始めるようになると、今までとは比べものにならないぐらい作業の効率が上がりますよ。
いきなり全てを覚えようとすると難しいので、少しずつ覚えて作業を効率的にこなしていきましょう。