ノートパソコンはビジネスに便利？ どんな使い方ができる？

ノートパソコン（ビジネスマン用）のメリットは？

ビジネスマン用のパソコンの特徴は大きく4つあります。

①耐久性が高いものが多く、長く使用できる
②デザインがシンプルなものが多く、使用場所を選ばない
③のぞき見を防止するためのシステムが内蔵されているもの
④セキュリティ面に優れているものが多い

①耐久性が高く長く使用できる

ビジネスでパソコンを使用することを考えるなら、費用対効果は重要なポイントとなります。

どれだけ長く使用できるのかによって費用対効果は大きく左右されるため、堅牢性の高さは重要なポイントとなります。

ビジネス向けのノートパソコンは通常のノートパソコンに比べて頑丈になるように作られているものが多いのが特徴です。

②デザインがシンプルなものが多い

ビジネス目的で使用する場合、デザインがシンプルで場所を選ばないのもメリットの1つとなります。
一般向けのノートパソコンが施していることが多いデザインは、ビジネス向けのものではあまり使用されていません。

例えばカラーバリエーションは、黒や白、シルバーなどのシンプルなものが多い傾向があります。 他にも、ボディの縁部分に施すダイヤモンドカット加工が使用されていることが少ないなどの違いがあります。

ただ、昨今ではデザイン性を重視しているビジネス用ノートも増えているため、好みで選択することは可能です。

③のぞき見防止機能が内蔵されているものも

ビジネスで使用している場合、ディスプレイに映っているものが誰からでも見えてしまうのは問題です。
特にカフェのように他の人が多くいる場所で使用することを想定する場合、セキュリティの確保は重要になります。

これまでもノートパソコンのモニターに貼り付けることで使用できる外付けののぞき見防止フィルターは存在していました。

ただ、サイズが合わないなどの理由で使用しにくいことも多く、使用感を下げる理由の1つとなっていました。

そうした中でパソコンの仕組みとしてプライバシースクリーン機能が搭載されているものも登場しています。
特定のキーを入力することでプライバシースクリーンを起動できるようになり、安心して使用できるようになります。

④セキュリティ面に優れている

のぞき見防止のような物理的なセキュリティ面だけではなく、システムにおけるセキュリティ面も優れています。
これは通常のパソコンに搭載されるようなウィルス・マルウェア対策ソフトだけではありません。

例えばウィルス対策ソフトを最初に沈黙させようとするようなウィルスやマルウェアが存在します。
これに感染した場合でも対応できるような監視機能、ルートキットバスターが搭載されているものもあります。

より安心してビジネスに使用できるように配慮されているのがビジネスマン用のノートパソコンの特徴です。

ビジネスではどんな使い方ができる？

一口にビジネスと言っても、仕事の内容は多種多様です。
パソコンでできることもまた多種多様で、それに合わせて使い方を選ぶことができます。
それでは、ビジネスではどのようなパソコンの使い方を考えられるのでしょうか。

以下では、大きく3つのビジネス向けのパソコンの使用方法を紹介します。
①Officeソフトを使い書類仕事
②トレードソフトを使い資産運用・投資
③グラフィックソフトを使いデザイン仕事

①Officeソフトを使い書類仕事

ビジネスの中でもよく使用されるのが、MicrosoftOffice（マイクロソフトオフィス）というアプリケーション群です。
代表的なものとして、Word（ワード）、Excel（エクセル）、PowerPoint（パワーポイント）の3つがあります。

ワードは文書の作成に、エクセルは表計算や統計に、パワーポイントはプレゼン資料作成に使用されます。

様々な仕事に使用できるアプリケーションのため、ビジネス用パソコンなら最初からインストールされている場合が多いです。

②トレードソフトを使い資産運用・投資

資産運用や投資もまた、ビジネスの1つです。
株取引や為替取引など、様々な投資の方法がありますが、今はいずれもインターネットを通じてパソコンから行えます。

取引所によっては専用のトレードソフトを用意していることもあり、これを使用することでよりスムーズに取引ができます。
投機よりの投資の場合は特に短期間で価格が変動して利益が変わります。

そのため、これを目的にするなら、いざという時に不具合を起こさないような安定したパソコンであることが求められます。
ビジネス用パソコンは堅牢性が高いため、それにも適しています。

③グラフィックソフトを使いデザイン仕事

グラフィックソフトを使ってデザインの仕事をするのにもノートパソコンは使用できます。
かつてはグラフィック関連はソフトウェアの対応の関係でMac（マック）のパソコンが優位でした。
今ではそれらのソフトはWindows（ウィンドウズ）でも使用できるものが多くなっているため、それほど大きな違いはありません。

ただ、今でもデザイン関係者はマックパソコンを使用していることが多いため、そちらの方が使いやすい面があります。

Photoshopのようなグラフィック関連のソフトを動かすには、文書作成用ソフトなどに比べると高いスペックが必要となります。
特に3Dや動画の編集を伴う場合にはスペック面にも注意してパソコンを選ぶ必要があるでしょう。

目的別、ノートパソコンの選び方

ここまで紹介してきたビジネスでのパソコンの使い方に合わせて、どんなパソコンを選ぶべきなのかを紹介します。

①書類仕事用のパソコン

書類仕事を目的としたパソコンなら、それほど高い性能は必要としません。
メモリは4GB程度でも十分動かすことができます。
調べ物をしながら書く場合でも、並列しながら動かすことができるでしょう。

ストレージ容量についてもそこまで大きなものは必要ありません。
文書ファイルは1つ1つが軽いため、大量に保存しても容量はあまり食わないためです。

この場合重要になるのは、モニターの大きさや打ちやすいキーボードが使われていることです。
資料を見ながら作成することを考えると、小さいモニターでは不便が生じます。
また、多くの入力を行う場合、合わないキーボードだとストレスが貯まります。

できるだけ大きめのモニターが使われていて、手に馴染むキーボードが使われている物を選びましょう。

②投資用のパソコン

投資を目的としたパソコンも、性能面はそれほど高い必要はありません。
書類仕事用のパソコンとほぼ同等で問題ないでしょう。

ビジネスでの使い方の項目でも紹介したとおり、投資に使用するなら安定性を重視してパソコンを選択しましょう。

③グラフィックデザイン用のパソコン

グラフィックデザインを目的としているパソコンなら、他の目的に比べると高い性能のものを選ぶべきです。
CPUやメモリの性能も重要ですが、もう1つ重要なのがグラフィックボードです。

グラフィックボードの性能は、VRAMメモリの数値によって変わります。
これが2GBを超えるものを選んでおけば、大抵のソフトを動かすのには問題ありません。

グラフィックボードは名前の通りグラフィックの描画のために使用されるパーツで、搭載されていないパソコンもあります。
必ずグラフィックボードの搭載されているパソコンを選びましょう。

オススメのビジネス用ノートパソコン

最後に、ビジネス用のパソコンとしてオススメのものを2つ紹介します。

こちらのパソコンは、書類仕事や投資を目的としている場合に適しています。
無線接続のための端末が内蔵されているため、受信機を別途用意することなくWi-Fiに接続できます。
シンプルなデザインで使いやすいバランスです。

こちらのパソコンは高性能なグラフィックボードを搭載しているデザイン仕事向けのものです。
NVIDIA GeForce RTX2080は2019年4月現在ではほぼ最高性能グラフィックボードで、快適な描画が可能です。
モニターには144Hzのリフレッシュレートを持つものが使用されているため、より繊細な動きの描画が可能になっています。

ビジネス用ノートパソコンのまとめ

ビジネス用のパソコンを購入する場合、重要なのは何のために使用するのかを考え、それに合わせて選択することです。

文書仕事を目的としているのに、最高性能のグラフィックボードが搭載されたパソコンはオーバースペックです。

逆にデザイン仕事を目的としているのに、グラフィックボードが搭載されていないものでは困ります。

まずは自分のパソコン使用目的を考えるところから始めましょう。